韓国の大統領権限代行であるチェ・サンモク副総理兼企画財政部長官が務安（ムアン）国際空港で発生したチェジュ航空の惨事に関連して、「警察庁など司法当局はモニタリングを通じて犠牲者や遺族の名誉を毀損する事案に対し、厳重な法的措置を取るよう指示した」と述べた。
チェ権限代行は12月2日午前、政府ソウル庁舎で中央災害安全対策本部会議を主宰し、「報道によれば、一部のインターネットやSNSを通じて犠牲者や遺族に対する無分別な投稿や悪意のあるコメント、虚偽・捏造情報、刺激的な映像が共有されている」とし、このように明らかにした。
また、「遺族や善意の関係者を苦しめる行動は、絶対に控えていただきたい」と切にお願いした。
チェ権限代行は、「昨夜の時点で犠牲者24人が葬儀場に安置された」とし、「犠牲者の引き渡しは、全的に遺族の意思を尊重して進める」と述べた。さらに、「保健福祉部や地方自治体などの関係機関は、葬儀の手続きを進める過程で遺族が困難を経験しないよう、必要な支援を十分に行ってほしい」と述べ、「政府は葬儀の手続きが完了しても、遺族を最後まで見守り、必要な支援を惜しまない」と語った。
事故原因の調査に関しては、「今回の事故と同型機を運用している6つの航空会社、計101機に対する特別な安全点検を実施している」と述べ、「国土交通部などの関係機関は運航整備、教育、訓練について徹底的に最後まで点検し、問題が発見された場合、直ちに是正措置を講じてほしい」と要請した。
また、「音声記録装置から抽出されたデータは明日までに音声に変換され、飛行記録装置は我が国の調査官が参加するなか、アメリカ国家運輸安全委員会（NTSB）で分析が開始される予定」と説明した。
（記事提供＝時事ジャーナル）
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