「総体的な不正と疑惑の塊」“不正選挙疑惑”に韓国のカリスマ講師が同調…教え子たちが賛否で分断する事態に

2025年01月22日 社会
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韓国のカリスマ講師が教え子たちから批判を浴びて、話題になっている。

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渦中の人物となっているのは、韓国史のトップ講師と称されるチョン・ハンギル(54)氏だ。

チョン・ハンギル氏が運営するNAVERカフェ(オンラインコミュニティ)には現在、彼の主張に反論し、懸念を示す投稿が多数寄せられている。

例えば、2017年にチョン氏の講義を受講し、現在は中央選挙管理委員会に勤務しているというAさんは「当時、先生の話を聞き、多くのことを学んだと思っていた。しかし、今の先生の発言を聞くと、自分の記憶が間違っていたのではないかと思ってしまう」と伝えた。

また、地方公務員として5年目というBさんは、「先生がどうしてこんな考えを持つようになったのか、本当に信じられない」とし、「こうした発言は先生を尊敬している多くの地方公務員を誤解させるものだ」と批判した。

不正選挙疑惑への同調が波紋

事の発端は、1月20日、チョン・ハンギル氏が自身のYouTubeチャンネルに「大韓民国の混乱、選管委が引き起こした」というタイトルの動画を公開したことだ。

動画で持論を展開するチョン・ハンギル氏
(画像=花よりチョン・ハンギル)動画で持論を展開するチョン・ハンギル氏

選管委とは、韓国の選挙や政治資金に関する事務を管理する行政機関「中央選挙管理委員会」のことだ。

チョン氏は動画で、「すでに韓国のメディアは現在の事態に対する公正な報道を失い、特定のイデオロギーと政党に偏った報道によって国民を洗脳している」と主張した。

続けて「非常戒厳時に知られた情報によると、戒厳軍が国会には280人投入され、選管委にはそれ以上の297人が投入されたという」と述べ、「戒厳令を発令した大統領自身が選挙で落選したわけでもなく、当選した大統領として調査しても利益はないのに、なぜなのかと疑問に思った。公務員講師として、選管委で働いている教え子たちのことを考え、多くの資料を調べてみたのだが、驚きを禁じ得なかった」と述べた。

さらに、「国家機関であり公務員で構成される選管委が、監査院の監査にも反発し、北朝鮮のサイバーテロやハッキング疑惑を調査しようとする国家情報院の調査さえも拒否した。選管委がこのような絶対権力機関であることに驚いた」とし、「大統領のみならず、現野党代表や議員までが不正選挙疑惑を提起している、まさに総体的な不正と疑惑の塊であることがわかった」と強調した。

他にも「台湾のように、手作業での投票、投票箱の移動なしで、最も透明で公正な選挙制度になることを望む」とも語った。

要するに、弾劾審判を受けている尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が非常戒厳令の理由として挙げた“不正選挙の疑惑”に、チョン氏が同調したということだ。

尹錫悦大統領
(写真=写真共同取材団)1月21日、憲法裁判所で行われた弾劾審判に出席した尹錫悦大統領

そのため一部の教え子たちは、チョン氏に何があったのかと困惑している。

全国規模の選挙で毎回、開票事務を担当しているというCさんは、チョン氏が「手作業開票の導入」を主張したことについて、「韓国でも手作業開票を行っている。電子分類機で仕分けするだけで、最終的な数は手作業で数えている」と反論した。

さらに「多くの政党を支持する立会人が、開票中ずっと目を光らせ、不正がないか監視している」とし、「黙々と働く教え子たちを利用して侮辱しないでほしい。私たちはあなたが思っているほど無知ではない。むしろ扇動されているのは自分自身だとは思いませんか」と問い返した。

一方、NAVERニュースのコメント欄では、チョン・ハンギル氏を支持する声が圧倒的だ。

まず、「多くの教え子はチョン・ハンギル先生の意見を尊重している」「本当にたくさんの教え子がいて、その一部が困惑しているだけだろう」「教え子です。先生を応援します」といった反応が見られた。

また、不正選挙疑惑について「疑惑があるなら検証するのが当然だ。なぜ民主主義で最も重要な選挙だけが聖域化するのか」「こんなに多くの疑惑があるのに、なぜ拒否するのか」「調査して選挙に不正がなかったら、そのときに好きなだけ嘲笑すればいい」といった声が多かった。

政治的な不確実性が高まる韓国では、国民の分断がさらに深刻化しているようだ。

(文=サーチコリアニュース編集部O)

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