「これが犯罪になるのか?」と疑問の声も…“現役兵”での入隊を避けるために減量した韓国人男性の末路

2025年01月28日 社会 #兵役
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現役兵としての入隊を避けるために意図的に体重を減量した20代の韓国人男性が、執行猶予付きの懲役刑を言い渡され、現役兵として兵役義務を果たすことになった。

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春川(チュンチョン)地裁・原州(ウォンジュ)支院刑事1単独(キム・ドヒョン部長判事)は1月28日、兵役法違反の容疑で起訴されたA氏(22)に対し、懲役6カ月、執行猶予1年を言い渡したことを明らかにした。

韓国では兵役に就く前に身体検査を行い、1~7級に分類される。一言で1~4級は合格、5~7級は不合格といえる。そのうち、1~3級は一般的な兵役(現役兵)となり、4級は補充役という評価で「社会服務要員」として兵役の義務を果たす。

社会服務要員は、数週間の基礎軍事訓練後、軍隊ではなく社会福祉施設や地方自治体などに勤務する。自宅から勤務地に通勤するため、現役兵に比べると「楽」というイメージがある。

そのためA氏も社会服務要員を目指した。

兵役
(写真=OSEN)

普段は身長180cmで体重55~56kgのA氏は、自分の体重が53kg未満の場合、低体重による「身体等級4級」と判定され、社会服務要員への召集対象となることを知った。

以降、A氏は食事と水分摂取を減らし、運動量を増やすなどのダイエットを行い、2022年5月の最初の兵役判定検査で50.9kgを記録。不意の再測定対象と判定された。

その3カ月後に実施された再測定でも52kgと判定され、身体等級「4級」、社会服務要員召集対象に分類された。しかし最終的に不正が発覚した。

裁判部は、A氏が兵役義務を減免される目的で身体を損傷したと判断した。

懲役6カ月、執行猶予1年を言い渡した裁判部は「現役兵役の義務を回避するために犯行を行い、兵役自体を免脱しようとした場合とは異なり、情状酌量の余地がある」とし、「今年中に正常な兵役義務を遂行すると誓約し、初犯である点を考慮した」と判示した。

ただ、オンライン上では今回の判決に疑問を持つ人が多いようだ。「普段から56kgであるなら、大して体重を減らしたわけでもないのに有罪は納得いかないな」「これが犯罪になるのか?裕福な家の子供なら弁護士を雇って無罪になっただろう」「嘘の病気を作ったわけでもなく、努力してダイエットした結果なのに…これが罪になるのか」などと、不満の反応が寄せられた。

(文=サーチコリアニュース編集部O)

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