尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の弁護団は、「12・3非常戒厳」に関連し、最大野党「共に民主党」がクァク・ジョングン前特殊戦司令官を懐柔したと主張し、「明白な弾劾工作と内乱扇動だ」と批判した。
2月18日、尹大統領の弁護団は報道資料を通じて、「大統領が国会の機能を麻痺させるために本会議の議決を妨害し、議員たちを引きずり出そうとしたという証言を共に民主党が作り上げた」と主張し、「これを根拠に大統領を引きずり降ろすための弾劾訴追を開始した。これは国会の混乱を狙った共に民主党議員らの工作だ」と非難した。
さらに、「共に民主党との接触が比較的少なかったクァク前司令官に対する懐柔や捏造がこれほど深刻ならば、非常戒厳当日からパク・ソンウォン議員とメッセージをやり取りし、5つのメモが登場したホン・ジャンウォン前国家情報院第1次長については、どのような背後関係があるのか疑わしい」と指摘した。
2月17日、非常戒厳当時に国会へ投入されたキム・ヒョンテ陸軍特殊戦司令部707特殊任務団長は、国会の現案質疑で「共に民主党議員がクァク前司令官と個別に接触し、懐柔したとみられる状況がある」と証言した。
キム団長は、「2024年12月10日にクァク前司令官と共に民主党のパク・ボムゲ、プ・スンチャン両議員との面談に同席した」とし、「最初に、共に民主党の専門委員と名乗る人物が司令官と長時間会話を交わしていた」と語った。
また、「その人物は『すでに情勢は決まった』『共に民主党が守ってくれる』といった話を何度も繰り返し、その後パク議員とプ議員がやって来た」と述べた。
続けて、「パク議員は司令官の発言を黄色いメモ用紙にびっしりと記録し、『もう一度やってみよう』と求めた。そして、『さっきはそう言わなかったよね』と言いながら、自分が書いた文章とまったく同じ内容を司令官に言わせようとした」と主張した。
なお、2024年12月10日は国会国防委員会の全体会議が開かれた日であり、クァク前司令官は当時の会議で「尹大統領から『国会のドアを壊し、議員を引きずり出せ』という趣旨の指示を受けた」と証言していた。
(記事提供=時事ジャーナル)
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