韓国の朴槿恵(パク・クネ)元大統領が罷免されるきっかけとなった「崔順実(チェ・スンシル)ゲート事件」の中心人物であるチェ・スンシル(改名後はチェ・ソウォン)の娘が、知人から多額の金を借りたまま返済しなかった容疑で検察に送致された。
3月21日、警察によると、京畿・南楊(ナミャン)州南部警察署は最近、特定経済犯罪加重処罰法上の詐欺容疑で、チョン・ユラ(改名後はチョン・ユヨン)氏を送致した。
彼女は2022年から2023年にかけて、知人から総額6億9800万ウォン(約7100万円)を借り、返済しなかった疑いがある。
現在、被害者側は、チョン・ユラ氏が母チェ・スンシルの弁護士費用や病院費などが必要だとして金を借り、担保として国政介入事件の捜査当時にJTBCが入手・報道したタブレットPCを提供したと主張している。
2024年1月まで検察が保管していたこのタブレットPCは、チェ・スンシル側が「独自に検証したいので返却せよ」として国家を相手取って提起した訴訟で最終的に勝訴し、その後、娘であるチョン・ユラ氏に引き渡された。
被害者側によると、チョン・ユラ氏はタブレットPCを渡す際、「母のチェ氏が5億ウォン(約5100万円)程度で手放せと言った」と主張していたという。しかしチェ・スンシル側は、その事実についてまったく知らなかったと明かしている。
チョン・ユラ氏が検察に送致されたことを受け、韓国のオンライン上では「当時、“この母娘には莫大な財産がある”などと報じられていたが、あれも虚偽の情報操作だったのか」「海外裏金が3兆ウォンあるという話はどこにいった」「他人の金で今まで食って生きてきたのか」「裁判費用でかなり使ったんだろう。たくさんあった財産も全部差し押さえられた」など、様々な反応が寄せられた。
なお、チェ・スンシルは国政介入事件に関連し、職権乱用権利行使妨害などの罪で懲役18年の刑を受けて服役中だ。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
■日本を「地獄」と叩いた韓国歌手、日本公演へ…その“二枚舌”を意外な人物が痛烈批判
前へ
次へ