飲酒運転と違法宿泊業の容疑で裁判にかけられた文在寅(ムン・ジェイン)前大統領の娘、ムン・ダヘ氏に対し、検察が懲役1年を求刑した。
3月20日、ソウル西部地裁・刑事5単独(キム・ヒョンソク部長判事)は、道路交通法違反(飲酒運転)および公衆衛生管理法違反の容疑で起訴されたムン・ダヘ氏の初公判を開いた。
この日、検察はムン・ダヘ氏に懲役1年を求刑した。
検察は「被告の血中アルコール濃度が高く、飲酒運転により対物交通事故を引き起こした点、公衆衛生管理法違反に関して約5年間にわたり3カ所で違法宿泊業を運営し、総額1億3600万ウォン(約1381万円)の高額な利益を得ていた点を考慮してほしい」と求刑理由を説明した。
ムン・ダヘ氏は「自分が犯した過ちを認め、深く反省している」と述べ、「私の行為によって被害を受けた方々に心から謝罪する。同じ過ちを決して繰り返さないことを誓い、寛大な処分をお願いしたい」と述べた。
彼女は2024年10月5日、ソウル龍山(ヨンサン)区の梨泰院(イテウォン)ハミルトンホテル前で、泥酔状態のまま車を運転し、後続のタクシーと衝突した疑い(道路交通法上の飲酒運転)を持たれている。
事故当時、ムン・ダヘ氏の血中アルコール濃度は免許取り消し基準(0.08%)を超える0.149%だったことが調査で判明した。
また、ソウル永登浦(ヨンドゥンポ)区のオフィステル、陽平洞(ヤンピョンドン)のヴィラ、済州島にある一戸建てを違法宿泊施設として運営していた疑い(公衆衛生管理法違反)も持たれている。
これに先立ち、ソウル西部地検は2月5日、「被告が飲酒運転により交通事故を起こした点、無許可宿泊業の運営期間が長期間に及び、その収益が多額である点などを考慮した」として、ムン・ダヘ氏を在宅起訴していた。
(記事提供=時事ジャーナル)
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