韓国・大田(テジョン)の小学校で女性教師に殺害された小学生を誹謗中傷する投稿を行ったとして、5人が警察に検挙された。
6月5日、大田警察庁のサイバー捜査隊は、死者に対する名誉毀損の疑いで2人、情報通信網法に基づく名誉毀損の疑いで3人、あわせて5人を検挙したと発表した。
警察関係者によると、「1人は4月に送検済みで、残る4人についても捜査は最終段階にあり、まもなく送致する予定」だとしている。
5人は、キム・ハヌルさんが殺害された翌日の2月11日以降、ニュースポータルサイトの記事に故人を中傷するコメントを投稿したり、遺族を含む被害者に対して侮辱的な書き込みを行った疑いが持たれている。
警察はこの事件に関連して名誉毀損対策チームを編成し、捜査官とサイバー名誉警察が協力してモニタリングを実施。名誉毀損としては立件に至らなかったものの、故人や遺族を誹謗中傷する内容を含む440件のコメントについて、放送通信審議委員会を通じて削除または遮断を要請したという。
キム・ハヌルさんは今年2月10日午後5時ごろ、通っていた小学校の視聴覚室で、同校に勤務していた女性教師ミョン・ジェワンに刃物で刺され、8歳の若さで命を落とした。
(記事提供=時事ジャーナル)
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