【韓国】「非常に悪質だが、反省している」尹前大統領拘束に反発→裁判所襲撃を主導した過激支持者、控訴審で減刑される

2025年10月14日 社会 #時事ジャーナル
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韓国で今年1月、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の支持者らによるソウル西部地裁襲撃事件が発生した際に、裁判所のガラスを破壊するなどの暴力行為を主導した別名「緑ジャンパー男」が控訴審で減刑された。

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10月13日、法曹界によると、ソウル西部地裁・刑事控訴3-2部(チョン・ソンギュン部長判事)は、特殊建造物侵入および特殊公用物損傷などの罪で起訴された男性チョン氏(29)に対し、懲役3年6カ月を言い渡した一審判決を破棄して懲役3年を宣告した。

チョン氏は今年1月19日未明、尹前大統領に拘束令状が発付されたことに対して反発し、ソウル西部地裁に侵入して窓ガラスを割るなどの器物損壊行為を行ったとされている。警察官に向かって消火器を噴射したり、令状を出した判事を探すとして裁判所の7階まで上がり、事務室を無断で捜索したりした容疑もある。

犯行当時、チョン氏がカーキ色のジャンパーを着ていたことから、インターネット上では同氏が「緑ジャンパー男」と呼ばれていた。

これを受け、一審を担当したソウル西部地裁刑事5単独(キム・ヒョンソク部長判事)は、6月19日の宣告公判でチョン氏に懲役3年6カ月を言い渡した。当時までに一審判決を受けた暴動参加者の中では最も重い刑だった。裁判部は「裁判の過程や結果が自分の考えと異なるという理由だけで、違法かつ暴力的な手段で裁判所を攻撃した行為は、自由民主主義と法治主義の根幹を揺るがすものだ」と厳しく非難した。

裁判所暴動
(写真=共同取材)1月19日未明、ソウル西部地方裁判所で発生した「裁判所暴動」

一方、控訴審の裁判部はチョン氏の暴力行為について、「非常に悪質であり、ともに裁かれた被告人たちの中でも上位に入るほどだ」としながらも、「被告が反省している点、同種犯罪の前科がない点、一審で供託金を納めた点などを考慮した」と減刑理由を伝えている。

(記事提供=時事ジャーナル)

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