韓国で外出禁止の時間帯に無断外出した容疑を受けている児童性犯罪者のチョ・ドゥスン(72)が、裁判で「省察し、反省する」と述べた。
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11月26日、法曹界によると水原地裁安山支院・刑事1部(アン・ヒョスン部長判事)はこの日、電子装置付着などに関する法律違反などの容疑で在宅起訴されたチョ・ドゥスンに対する初公判を進行した。
チョ・ドゥスンは今年3月末から6月初めにかけて、京畿道安山市の多世帯住宅内の居住地で「下校時間帯の外出制限命令」を違反し、4回の無断外出をした容疑を受けている。
チョ・ドゥスンの外出制限時間はそれぞれ登校・下校時間帯である午前7~9時と午後3~6時、夜間時間帯である午後9時から翌日午前6時まで。このほか、家の中で在宅監督装置を壊した容疑なども併せて受けている。
この日、チョ・ドゥスンは保護観察官の同行のもと法廷に出席した。チョ・ドゥスンは今年初めからせん妄と推定される精神異常症状を見せ、最近まで症状が悪化していることが知られた。
一緒に暮らしていた妻も今年初めに家を離れ、現在はチョ・ドゥスンが一人で居住中であるため、保護観察官が家を訪れて生活必需品を調達するなど生活を助けていると伝えられる。
チョ・ドゥスンは公訴事実に対する意見を問う裁判所の質問に「裁判長が判決通りにする」とし、「言うことはなく、省察して反省する」と答弁した。
ただ、裁判所はチョ・ドゥスンが捜査過程で犯行を自白したものの、「在宅監督装置破損に故意性はなかった」という趣旨で陳述するなど、公訴事実全体を認めているわけではないと判断し、裁判を続行することを決定した。チョ・ドゥスンの2次公判は、来る12月10日に進行される予定だ。
チョ・ドゥスンは去る2008年12月、安山市のとある教会前で当時8歳の小学生女児を誘拐し、性的暴行で重傷を負わせた容疑で懲役12年を言い渡された。その後、服役して2020年12月12日に出所した。
ただ、出所後も2023年12月4日午後9時5分頃に「午後9時以降の夜間外出禁止」命令を違反した容疑で懲役3カ月を宣告され、追加で服役していた。
(記事提供=時事ジャーナル)
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