韓国で元交際相手を性的暴行し、殺害した疑いで裁判にかけられているチャン・ジェウォンに検察が無期懲役を求刑した。
大田(テジョン)地裁・刑事11部(パク・ウグン部長判事)は1月8日、性暴力犯罪の処罰などに関する特例法上の強姦など殺人の罪で起訴されたチャン・ジェウォンの結審公判を開いた。
この日、検察はチャン・ジェウォンに無期懲役を求刑し、「被害者を殺害することを決意し、犯行道具を準備したうえで計画的に蹂躙し、殺すという脅迫を通じて強姦し、最終的に殺害したもので、罪質が極めて不良だ」と求刑理由を明らかにした。続けて「遺族が厳罰を求めて嘆願している」とも述べた。
また、位置追跡電子装置(電子足輪)30年間の装着命令、就業制限10年、遵守事項の付加、特定時間帯の外出制限、遺族への接近禁止、電子足輪が棄却された場合の保護観察なども要請した。
検察の求刑に対し、チャン・ジェウォン側の弁護人は「過去に養子縁組と破棄を経験した不遇な成長環境、被害者に物質的支援をしていたにもかかわらず自分を無視されたと感じて犯行に至った経緯、怒り調節障害やうつ病などで治療を受けた前歴などを参酌し、法が許容する最大限の寛大な処分をしてほしい」と訴えた。
続けて「事実関係はすべて認めるが、強姦など殺人罪として評価するのが妥当なのか、併合罪として見るべきか検討してほしい」とし、「逮捕後、一貫して犯行を認め、捜査にも積極的に協力してきた点などを考慮し、法が許容する限度内で寛大な処罰をしてほしい」と求めた。
チャン・ジェウォン本人も最終陳述で「社会的にあまりにも恐ろしい犯罪を犯し、申し訳なく、許されない大きな犯罪だと思っている」とし、「被害者と遺族に本当に申し訳なく、一生反省しながら生きていく」と述べた。
チャン・ジェウォンは昨年7月29日午前6時58分頃、慶尚北道亀尾市(キョンサンブクト・クミシ)のとあるモーテルで元交際相手の女性A氏を性的暴行し、同日午後12時28分頃、大田市西区槐亭洞(テジョンシ・ソグ・クェジョンドン)のあるヴィラ前の路上で刃物を振り回してA氏を殺害した後、逃走した疑いを受けている。
犯行後に逃走したチャン・ジェウォンは、1日後に大田市中区で検挙された。チャン・ジェウォンは検挙前、車内で服毒を試み、病院で治療を受けたこともあった。
チャン・ジェウォンは検挙前にA氏の葬儀場を訪れており、どのような関係かを尋ねた職員の質問に、自ら交際相手だと明かしたことで足がついた。
チャン・ジェウォンは、A氏が自分の気持ちを受け入れず、無視したと考え、犯行に及んだものと調べられている。特に、犯行前に殺害方法を検索したり、凶器をあらかじめ準備し、被害者を誘い出すなど、犯行を事前に計画していたことが明らかになった。
当初、警察はチャン・ジェウォンを殺人、強姦などの容疑で検察に送致したが、検察は特例法上の強姦など殺人罪を適用した。特例法上の強姦など殺人罪の法定刑は、死刑または無期懲役である。
(記事提供=時事ジャーナル)
前へ
次へ