メジャーリーグを目指す韓国人投手コ・ウソクの挑戦は今年も厳しいようだ。
アメリカの移籍情報サイト『MLBトレードルーマーズ』は1月8日(日本時間)、デトロイト・タイガースがデュガン・ダーネルとマイナーリーグ契約を締結したニュース内で、「『デトロイト・フリー・プレス』のエヴァン・ペッツォルト記者は、タイガースがディラン・ファイル、コ・ウソク、ワンディソン・チャールズともマイナー契約を締結したと報じたが、この3人はいずれも春季キャンプ招待を受けられなかった」と伝えた。
同メディアは「春季キャンプ招待を受けられなかったということは、彼らが純粋に組織内の層を厚くするための投手資源として評価されていることを意味する。3投手とも過去に少なくとも1度はチームの40人ロースターに含まれた経験はあるが、まだメジャーリーグの舞台を踏めていない」と付け加えた。
2023年シーズン、LGツインズの守護神としてチームのKBO統合優勝に貢献したコ・ウソクは、シーズン終了後にポスティングシステムでMLB進出を打診し、当時キム・ハソンが所属したサンディエゴ・パドレスと2年保証450万ドル、2+1年で最大940万ドルの契約に成功した。
しかし、コ・ウソクは2024年シーズンのオープン戦で6試合を投げ2敗1ホールド、防御率12.60と振るわず。MLBのレギュラーシーズン公式開幕戦「MLBワールドツアー・ソウルシリーズ2024」を控えて行われた“古巣”LGとの強化試合でも、1回で2被安打(1被本塁打)2奪三振2失点とつまずき、開幕ロースター26人に名を連ねることはできなかった。
MLBデビューにも失敗した。パドレスは内野手ルイス・アラエスをトレードで獲得する過程で、コ・ウソクをマイアミ・マーリンズへ送った。マーリンズはコ・ウソクをMLBロースターに登録する代わりに、傘下マイナーAAAのジャクソンビル・ジャンボシュリンプに配置した。
その後、1カ月も経たないうちにウェイバー公示となったコ・ウソクは、他球団からの獲得オファーもなくマーリンズに残留。AAのペンサコーラ・ブルーワフーズへ降格した。
2025年シーズン前には、招待選手としてマーリンズの春季キャンプに参加したが、練習中に指の骨折という試練を経験した。その後、AAAで5試合(5.2回)1ホールド、防御率1.59を記録していたコ・ウソクは、マーリンズから放出された後、タイガースとマイナー契約に合意して新天地を見つけた。
コ・ウソクは2024年、AAとAAAでプレーした44試合(52.1回)を消化し、4勝3敗4ホールド3セーブ、防御率6.54を記録した。2025年にはルーキー、A、AA、AAAでプレーし、32試合(42.1回)を投げて2勝1敗3ホールド3セーブ、防御率4.46を記録した。
そんなコ・ウソクは、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に出場する韓国代表の1次キャンプに合流する。リュ・ジヒョン監督が率いる韓国代表は、来る9日から21日までサイパンで1次キャンプを行い、2月には日本の沖縄へ場所を移して大会準備に乗り出す。
昨年はマイナーリーグでも苦戦し、WBC代表合流が不透明に見えたが、投手陣に悩みを抱える代表の招集を受け、再びWBC出場を目指すことになったコ・ウソク。サイパンで行われる“オーディション”を通じて、WBC最終エントリーに乗れるかどうかが決まる見通しだ。
なお、コ・ウソクは2023年3月、WBC前に行われた韓国メディアのインタビューで大谷翔平と対戦する可能性を問われた際、「いざマウンドに上がったとき、投げるところがなければ“痛くないところ”に当てなければ。出塁させて、次の打者と勝負する」と発言したことで、大谷に対する“故意死球”を示唆したと捉えられ物議を醸した。
ただ、後に別の韓国メディアとのインタビューにおいて、「“真ん中に強く投げたい”と話したら、(記者から)“もう少し面白く話してほしい”と伝えられた。誤解の余地がある発言をしたことは自分の過ちだが、ただの一度も“誰かにわざと当てろ”と野球を習ったことはない」と、当時の発言に誤解があったことを告白していた。
(記事提供=OSEN)
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