ユン・ソギョル当選者のキム・ウンヘ代弁人は同日、書面ブリーフィングで「ユン当選者は候補時代から韓日両国の発展的な関係を希望するが、そのためには正しい歴史認識と過去に対する徹底した反省が前提とならなければならないと、数回にわたって明かしてきた」と伝えた。
また「この問題に対してこれまで(ユン当選者が)言及を自制してきたのは、現在の日本の外交パートナーは文在寅(ムン・ジェイン)大統領の現政府であり、当選者の身分でも、政府が明かす個別な外交事案を尊重することが道義だと判断したからだ」と伝えた。
続けて「共に民主党は執権経験を持つ公党であり、まだ執権与党ではないか」とし、「外交問題を国内政治に利用しようとするような言及は遺憾」とした。またキム・ウンヘ代弁人は、共に民主党側に「節度を守ってくれることを要請する。国益を優先する姿勢で協力をお願いしたい」と要求した。
ユン・ソギョル当選者の立場に対して、オンライン上では「こんな当然のことをなぜすぐに答えられないのか」「この問題は外交の問題ではないだろう」「ユン・ソギョルは親日派だな」「断固として対処する?先制攻撃でもするのだろうか」と、不満を表す声が少なくなかった。
先立って日本の文部科学省は3月29日、教科用図書検定調査審議会で高校2年生以上が来年から使用する239種の教科書が検定審査を通過したと発表。その一部の教科書で、朝鮮人「強制連行」の表現が「動員」や「徴用」に修正されたとされる。また独島(竹島)を「日本固有の領土」という記述もあった。
韓国で日本の歴史歪曲だとの声が上がったなか、ユン・ソギョル当選者が特別な立場を発表せず、共に民主党などが彼への批判を強めていた。
(文=サーチコリアニュース編集部)