韓国で初めて弾劾罷免された大統領・朴槿恵(パク・クネ)氏(73)が5月27日、父親・朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領の生家を訪れた。
朴前大統領は同日午前11時頃、慶尚北道亀尾市上毛洞(キョンサンブクト・クミシ・サンモドン)にある生家を訪れ、現場に集まった数百人の支持者に明るい表情で手を振った。
朴前大統領は生家にある朴正煕元大統領の追慕館で参拝した後、約20分ほどで現場を後にした。
生家を離れる前、朴前大統領は記者たちに向けて「国の事情が色々と大変ではないですか。それで父親のことや、両親のことをたくさん思い出しました」と伝えた。
続けて、「数日前にちょうどキム・ムンス候補が、ここ亀尾の父の生家や、沃川(オクチョン)の母の生家を訪問される様子を見て、私も訪れたいという気持ちが強くなり、今日このように訪れることになりました」とし、「午後には沃川の母の生家を訪問する予定です」と訪問の理由を明かした。
その後、朴前大統領は記者の質問には答えなかった。
この日は万が一の事態に備え、警察が朴前大統領と一般市民の動線を徹底的に分離したが、朴前大統領自ら移動中に支持者たちと握手を交わす場面もあった。
朴前大統領は今月24日、大邱(テグ)広域市達成郡(タルソングン)の私邸で「国民の力」キム・ムンス候補と面会している。
当時、朴前大統領は「たくさん助けていただければ」と語るキム候補に対し、「今後どのようにすれば助けられ、選挙を上手く戦うことができるか、さらに深く考えてみたい」と応じたことが伝えられている。
(記事提供=時事ジャーナル)
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