小平奈緒と抱擁のイ・サンファが「プチ整形」で変身。韓国アスリートの整形事情とは?

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韓国スピードスケートを代表するスター選手の突然の整形告白は関心を集め、韓国メディアもこぞって報じたものだった。

「イ・サンファ、“何か変わったね!?”目の整形を告白」(『ソウル経済』)、「イ・サンファ、クールな整形告白」(『MKスポーツ』)といった具合で、ビフォーアフターの比較写真を掲載して報じるメディアもあるほどだ。

もっとも、韓国のスポーツ選手が美容整形を告白するのはイ・サンファが初めてではない。

女子サッカーの“ビーナス”もプチ整形

例えば、女子ゴルフの朴セリだ。

朴セリは韓国女子ゴルフ界の“生きた伝説”とされるスーパースターで、韓国では彼女に影響されてゴルフを始めた選手も多い。 “韓国美女ゴルファー神セブン”に数えられるイ・ボミやアン・シネ、キム・ハヌルらも“朴セリ・キッズ”と呼ばれている。

リオデジャネイロ五輪や東京五輪で女子ゴルフ韓国代表監督も務めた朴セリはかつて、MBCのバラエティ番組『ラジオスター』に出演した際、現役時代に目を二重にしたと明かしていた。

また、女子サッカー韓国代表で、日本のINAC神戸でもプレーしたイ・ミナもプチ整形を告白したことがある。

イ・ミナはその美貌から“韓国のビーナス”と呼ばれ、ファンクラブも存在する人気選手。最近も自身のSNSに投稿した制服姿がニュースになっていたが、2017年に韓国サッカー協会(KFA)と行ったインタビューでは、「ルックスで注目されているが、少し医学の力を借りた」と笑顔で話していた。

そのほかにも、女子フェンシング韓国代表のナム・ヒョンヒや、野球韓国代表のファン・ジェギュンなど整形の事実を明かすアスリートは少なくない。

「100人中99人が整形」発言が波紋

それは、韓国が世界屈指の“美容整形大国”であることとも無関係ではないだろう。

国際美容整形学会(ISAPS)が発表した調査結果によると、2015年にもっとも美容整形手術の施術が多かったのはアメリカで、韓国は3位だった。

2018年には韓国出身のタレントであるカン・ハンナさんが、読売テレビの『特盛!よしもと 今田・八光のおしゃべりジャングル』で「韓国の芸能人は100人中99人が整形をやっている」などと発言し、韓国から猛烈な批判を受けていたのも記憶に新しい。

さすがに「100人中99人」は言い過ぎだろうが、整形を公表するアスリートが多い背景に、そんな韓国の事情があることは間違いないだろう。

もっとも、韓国のスポーツ選手が美容整形をする理由は、見た目の美しさだけではないらしい。

『韓国経済』によれば、「男子選手たちは実戦競技で強く見せるために鼻の整形を求め、女子選手たちは二重手術を通じて自信の溢れるはっきりした目鼻立ちを作ろうとする」そうだ。

つまり、競技のパフォーマンスを上げるために整形を行うケースもあるということか。

実際、朴セリも前出のバラエティ番組では、「外見で悩んだことはない。まつげが頻繁に目に刺さるから二重手術を行った」と語っていた。

イ・サンファも同様だ。整形を告白した番組では、「スケートをするとき、前を見なければならないのにまぶたが落ちてしまうので(整形した)」と、競技のために整形したことを強調している。

いずれにしても、整形告白などで何かと話題を呼んだイ・サンファだが、2019年5月に現役を引退。その年の10月にはタレントで歌手のカンナムと結婚している。

平昌五輪からもうすぐ4年。来年の北京五輪では「アスリートではない顔」でその姿を見せてくることになりそうだ。

文=慎 武宏

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