彼の名はトミー・エドマン。1995年生まれで現在27歳の彼は、奇しくもヌートバーと同じセントルイス・カージナルスに所属する内野手だ。
アメリカ人の父、韓国人の母の間に生まれたエドマンは、2016年のMLBドラフトで6巡目にカージナルスから指名され、傘下のステート・カレッジ・スパイクスでプロデビュー。その後、2018年までマイナー暮らしを送ったあと、2019年にAAAのメンフィス・レッドバーズで頭角をあらわし、同年6月にメジャーデビューを果たした。
このような経歴を持つエドマンだが、プレースタイルはどうなのだろうか。
去る1月16日、ソウルで行われた2023 WBC代表記者会見に出席したキム・ハソン(パドレス)による評価はこうだ。
「私が見たエドマンは、走攻守すべてできる選手だ。スイッチヒッターなので攻撃でも大いに役立つはずだ。塁上でも活発に動き、相手チームのバッテリーも揺さぶることができる。守備は言わずもがな。ゴールドグラブを受賞した選手だ。私たちのチームに確実に役立つと思う」
このようなキム・ハソンの信頼度を裏付けるデータもある。