手始めにバスケ専門メディアの反応を調べてみると、「レイカーズ、ついにフォワードを補強した」と見出しを打った『JUMPBALL』は「八村は今季平均13.4得点、4.3リバウンドを記録している。“守備が惜しい”という評価は多いが、得点力を持っている選手だ。レブロン・ジェームズを除いて絶対的主力と言えるフォワードがいないレイカーズにとっては大きな助けになるだろう」と今回の移籍を評価。
続けて、「出場時間と多くの役割を望んだ八村が、フォワードの貧弱なレイカーズに移籍し、どのような活躍を見せるかがカギだ」と展望を伝えていた。
少し視点を変えた見出しで注目を集めたのは通信社『NEWSIS』。同メディアは「日本の八村、レブロンと韓食ブランド“bibigo”を着てプレーする」と題し、八村の移籍を報じていた。
というのも、レイカーズは2021年9月に韓国大手CJグループ系列であるCJ第一製糖のグローバル韓国食品ブランド「bibigo」とグローバルマーケティングパートナーシップを締結。それも5年総額1億ドルという大型契約を結び、韓国国内で話題を集めたことがあるのだ。
この契約により、「bibigo」はNBAのユニホームスポンサーを務める唯一の食品ブランドかつ韓国企業に。現在はレイカーズのユニホーム左胸部分にブランドロゴが入り、その存在感を堂々とアピールしている。
「bibigo」はパートナーシップ締結後、レイカーズ所属選手のフィギュア展を韓国国内で開催したり、レブロンやデイビスのユニホームが当たる抽選を実施したりするなど、豪華なコラボ企画も行っている。八村自身はカップヌードルなどでお馴染みの日清食品とスポンサー契約を結んでいるが、レイカーズ加入によって「bibigo」とも何かしらの繋がりが生まれる可能性はゼロではないだろう。
ちなみに、韓国のSNS上では、「ワシントンからクズマじゃなくて八村塁を連れてきたか。どうなんだろう…」「レイカーズはわかるけど、ワシントンがなぜこの取引をするんだ?八村の価値はそんな低いのかな」といった反応が見られた。
米大学バスケの名門ゴンザガ大学出身で、日本人初のNBAドラフト1巡目指名を受けた八村には韓国のNBAファンもその活躍を追ってきた。そんな彼が韓国食品ブランドをスポンサーとするチームの一員になっただけに、韓国でも今後注目度はさらに高まりそうだ。
(文=サーチコリアニュース編集部H)
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