前日の19日、タレントの関口宏氏は自身がMCを務めるテレビ番組『サンデーモーニング』で、大谷の起用を制限するエンゼルスについて「本当にアメリカのチームってうるさいね」と自身の考えを明らかにした。
2009年大会以来、14年ぶりのWBC制覇に挑む日本は、大谷をはじめダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)、鈴木誠也(シカゴ・カブス)、吉田正尚(ボストン・レッドソックス)、ラーズ・ヌートバー(セントルイス・カージナルス)と5人のメジャーリーガーが代表に合流し、期待感を高めている。
特に2021年ア・リーグMVPを全会一致で授賞し、昨季もMVP投票2位に上がった大谷への期待は大きい。
しかし、大谷がWBCで期待ほど出場機会を得られるかどうかは断言できない。
というのも、所属するエンゼルスが大谷の投球数を厳しく制限したというニュースが聞こえてきたからだ。指名打者としての出場は可能だが、二刀流ができるかどうかは不透明だ。
関口氏は元メジャーリーガーでWBC2連覇に貢献した岩村明憲氏とWBCについて話し合った。岩村氏は「ヌートバー選手をはじめとするコミュニケーションと時差適応が最も重要だと思う」とポイントを指摘した。
WBCで大谷の二刀流が見られるかという質問に、岩村氏は「おそらく最初は指名打者で出るだろう。エンゼルスでも開幕投手のことを考えなければならないので、球団と日本代表が大谷の起用について話し合ったと思う。WBC中に登板する試合はあるだろう」と答えた。
すると関口氏は「本当にアメリカのチームってうるさいね。自由にできるようにしてほしい」と声を高めた。これに岩村氏は「難しい部分がある」と返すにとどまった。
WBCは唯一、メジャーリーガーが出場できる野球の国際大会だ。しかし、選手たちの出場と起用が制限的だという批判が毎回出てきた。
今大会もクレイトン・カーショウ(ロサンゼルス・ドジャース)が保険問題でアメリカ代表を辞退した。また、韓国代表や日本代表で出場するメジャーリーガーたちも、ダルビッシュを除けば代表への早期合流がすべて叶わなかった。
(記事提供=OSEN)