WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)日本代表の右腕が不慣れな姿を露出した。
山本は26日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎で行われた福岡ソフトバンクホークスとの強化試合で先発登板し、3回を投げて2被安打、1四球、3奪三振、2失点(自責点1)を記録した。最高球速153kmがスピードガンに捉えられた。
1回、先頭打者の牧原大成を左飛で抑えた山本は、後続の中村晃に四球を許すも、栗原陵矢と柳田悠岐を連続三振で制した。
2回には先頭のアストゥディーヨを三ゴロで処理するも、続く正木智也、ガルビスに連続二塁打を放たれ先制を許す。嶺井博希は二ゴロに打ち取り、2つ目のアウトカウントを得たが、その間に二塁走者のガルビスが三塁に進塁した。
直後、三森大貴を三ゴロに誘導するも三塁手の村上宗隆が一塁に悪送球してしまい、ガルビスがホームイン。それでも、山本は牧原の投ゴロを自ら処理し、イニングを締めくくった。
3回は中村をニゴロ、栗原を空振り三振、柳田をニゴロとし、三者凡退で抑えた。結局、山本は同回限りで降板。試合は4-2で侍ジャパンが勝利した。
山本はかつて2019年WBSCプレミア12や2021年東京五輪の日韓戦で登板し、韓国打線に好投を披露した経緯がある。今回のWBCでは1次ラウンド第3戦のオーストラリア代表戦での先発登板が有力されているが、NPB屈指の右腕エースのピッチングには韓国も興味を示しているようだ。
(記事提供=OSEN)