11日、東京ドームで行われたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)1次ラウンド・プールB第3戦でチェコは日本に2-10と完敗した。
しかし、チェコは最善を尽くした。プールB最強の日本相手に先制点を決めたりもした。1回裏を三者凡退で処理した後、2回裏も無失点で切り抜けた。日本の先発・佐々木朗希の160km前後の剛速球からはヒットを放ったが、変化球への対処能力が落ちた。結局、次第に格差が広がった。
だが、チェコの立場では最強チームを相手にするということは貴重な経験だ。
チェコは先制点を奪い、1点リードした3回裏の一死二塁の状況で、先発投手サトリアが大谷翔平に126kmのストレートとチェンジアップを投げ、三球三振を奪った。地上最高の打者が、野球の辺境の投手に三振を取られる珍しい場面だった。大谷としても戸惑ったことだろう。
大谷を三球三振で処理したサトリアは、「機会があればサインをもらいたい」と話し、一生の記憶に残る瞬間だと説明していた。
(記事提供=OSEN)