死球もあったが…韓国が大谷翔平の力投を称えたワケ「特別な活躍はなかった。しかし…」【WBC2023】

このエントリーをはてなブックマークに追加

大谷は3月16日、東京ドームで行われた2023年WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)準々決勝のイタリア代表戦で、先発投手兼3番打者として出場した。

投手としての記録は4.2回を投げて4被安打、1四球、2死球、5奪三振、2失点と、決して印象的ではなかった。打席でもバントヒット1本を除いて特筆すべきものはなかった。

しかし、内容を覗いてみると、大谷はこの日誰よりも全力を尽くし、思いを込めてプレーした。

大谷は初回から力強い唸り声とともにピッチングを披露した。2回には164kmの球速を記録し、この日、大谷がいかにパワーピッチングをしているかがわかった。4回まで、大谷の力は維持できているように見えた。

だが、5回から明らかに力が落ちている気配を感じた。いつもの大谷とは思えなかった。

一死走者なしで下位打線のデルジオに投げた球がすっぽ抜け、死球を与えた。握力が落ちたようだった。その後、サル・フレリックは中飛で打ち取ったが、ニッキー・ロペスに2つ目の死球を当ててしまい、二死満塁の危機に瀕した。結局、ドミニク・フレッチャーに2点適時打を打たれ、イニング途中で降板した。

大谷は5回最後まで投げ切れず、失点もした。しかし、大谷が全力を尽くしたことは栗山英樹監督はもちろん、東京ドームのファンは誰もが知っていた。

大谷翔平

打席に立った大谷は、膠着していた試合展開を見事に解きほぐし、大量得点の起点となった。

日本は1回無死一、二塁でチャンスを逃すと、2四球で走者をためた2回でも点を得られなかった。ただ、3回一死後に近藤健介が四球で塁に出ると、大谷はイタリアの内野陣が守備シフトを敷いているのを確認し、三塁側に意表を突くバントを繰り出した。

これにイタリアの投手は困惑して一塁に悪送球。大谷が生き残る間に近藤は三塁まで進み、一死一、三塁のチャンスを演出した。

そして、吉田正尚の内野ゴロの間に先制点を獲得。その後、岡本和真の3ラン本塁打で一挙4点のリードを得た。

大谷の存在感はイタリア投手陣の負担になった。4-2と差を縮めた5回には、先頭打者の大谷を4球で四球に出してしまうと、吉田も死球で塁に出し、さらには不振が続いていた村上宗隆の適時二塁打にもつながった。また、岡本にも2打点二塁打を許した。

2回のビッグイニングに大谷が含まれていた。特別な活躍をせずとも、その存在感は特別だった。結局、日本はイタリアに9-3で勝利した。

米マイアミで行われるベスト4に進出した日本は来る21日、プエルトリコ対メキシコの勝者と準決勝を戦う。

(記事提供=OSEN)

【写真】大谷翔平を生観戦した韓国の190cm超え美女

【写真】「代表レベルじゃあり得ない」韓国選手の衝撃珍アウト

韓国否定派が65%!! なぜドイツは世界一の“嫌韓国家”なのか

前へ

2 / 2

次へ

RELATION関連記事

デイリーランキングRANKING

世論調査Public Opinion

注目リサーチFeatured Research