開幕から4連敗の沼に陥った藤浪が、結局先発陣から追い出された。
アスレチックス率いるマーク・コッツェイ監督は25日、敵地エンゼル・スタジアムでのロサンゼルス・エンゼルス戦の試合前記者会見で、藤浪の中継ぎへの配置転換を発表した。藤浪が本来のパフォーマンスを取り戻すまで、リリーフとして活用する見通しだ。
藤浪はオープン戦で5回登板し、3勝無敗の防御率3.86と悪くない成績を収めていた。ところが、シーズンが開幕すると期待以下のパフォーマンスを連発し、周囲に残念さをもたらした。
メジャーデビューとなった2日のエンゼルス戦では2.1回で5被安打、3四球、4奪三振、8失点と崩れ、9日のタンパベイ・レイズ戦も4.1回で3被安打(1被本塁打)、4四球、1奪三振、5失点と打ち込まれた。
それでも、3回目の登板となった16日のニューヨーク・メッツ戦は6回4被安打(2被本塁打)、2四球、5奪三振の3失点で初のクオリティスタートに成功し、安定感を取り戻したように見えた。
しかし23日、テキサス・レンジャーズ打線に2.1回7被安打(1被本塁打)、3四球、2奪三振、8失点と大炎上し、早くもシーズン4敗目なった。
藤浪は今季4回の登板すべてで苦杯をなめた。防御率はなんと14.40にも達している。中継ぎへの配置転換で本調子を取り戻すことはできるのか、藤浪のピッチングを見守りたいところだ。
(記事提供=OSEN)