U-24韓国代表は6月19日、中国・浙江省でU-24中国代表との親善試合第2戦が戦い、0-1で敗れた。U-23世代(U-24世代)で中国に敗れるのはこれが史上2回目だ。
15日の第1戦では3-1で勝利していた韓国は、中国との2連戦を1勝1敗で終えることになった。
試合結果とは別に、選手たちの相次ぐ負傷が最大の問題だ。
中国は2連戦を通して荒いファウルを日常的に繰り広げ、韓国の選手を脅かし続けてきた。その結果、オム・ウォンサン、チョ・ヨンウク、コ・ヨンジュンの3人が負傷してしまった。
第1戦ではオム・ウォンサンが足首を負傷して早期帰国を余儀なくされ、第2戦ではチョ・ヨンウクとコ・ヨンジュンが負傷交代した。
憂慮していた事態が起きてしまった。来る9月の杭州アジア大会に向けて準備を進めるU-24韓国代表の周囲では、大会を3カ月後に控えた現段階で、プレーが荒いことで有名な中国と正面対決を繰り広げることが本当に正しいのかという話が絶えなかった。
アジア大会の開催地である中国現地に適応できる機会という期待もあったが、結果は攻撃陣の主力3人を負傷したに過ぎなかった。
韓国相手の勝利を受け、中国メディアは浮かれた様子だった。
『シナ・スポーツ』は「U-24中国代表が韓国に1-0で勝利し、復讐を成功させた。数万人のファンがこれを見守った。中国は後半も韓国のカウンターに慌てず、大きなミスもなく着実にプレーした」と評価した。
また、韓国国内で沸き立つ非難の世論にも言及。
「韓国は中国の選手が再びカンフーサッカーをしていると非難し、汚い反則で韓国の選手を負傷させたと話している」とし、「激憤した韓国メディアは中国の選手の行為に集中して“少林サッカー”と例えた。ファン・ソンホン監督も、選手の負傷を非常に懸念していることを強調した」と説明した。
これを見た中国のサッカーファンは、むしろ韓国を非難した。
彼らは「カンフーサッカー?韓国が2002年ワールドカップでどうやって4位になったのかを忘れたのか?」「図々しい韓国人たち、負けるわけにはいかない」「どんな状況でも勝てばよい。何が汚いんだ?」「負けは負けだ。理由はない」と激怒していた。
そんななか、一部のファンは中国の後半のパフォーマンスを指摘していた。
とあるファンは「勝ったものの、後半は中国の選手がまったく力を発揮できず、守備ばかりしていた。見る間ずっと汗が出た」とコメントし、また別のファンは「10年以上練習してきたのに、何を練習していたのかがわからない。後半は技術もなく、ボールを取ることもできなかった。見るに忍びなかった。せっかくの良い練習機会が無駄になった」と皮肉っていた。
(記事提供=OSEN)