今年、ブルージェイズと結んだ4年8000万ドル契約の最終シーズンを送っているリュ・ヒョンジンは、昨年6月にトミー・ジョン手術を受け、今年は回復に専念した。
ただ、一般的な選手よりはるかにスムーズにリハビリが行われ、2日のボルチモア・オリオールズ戦でついにメジャーリーグ復帰を飾った。ただ、結果は5回9被安打(1被本塁打)、1四球、3奪三振、4失点で敗戦投手となり、満足できなかった。
復帰後、2度目の登板相手となるガーディアンズは、リュ・ヒョンジンにとって良い思い出の多いチームだ。
何度も対戦した経験があるわけではないが、通算3試合(19回)で2勝、防御率2.84と好成績を記録。プログレッシブ・フィールドでは1試合で登板し、5回4被安打、2四球、6奪三振、2失点で勝利を収めた。
ガーディアンズ打線は今季、OPS(出塁率+長打率)が0.697とメジャー全体25位にとどまっている。打撃面だけを見ると、それほど脅威的なチームではない。
看板打者のホセ・ラミレス(18本塁打、16盗塁、OPS 0.861)が最も気をつけなければならない打者だ。今年良い活躍をしていたジョシュ・ネイラー(15本塁打、OPS 0.846)は負傷者リストに上がり、出場が不可能な状態だ。
リュ・ヒョンジンと対戦する相手先発投手の24歳ギャビン・ウィリアムズは、今年メジャーデビューした新人右腕投手だ。今季は8試合(42.2回)1勝3敗、防御率3.38を記録している。ブルージェイズとの対戦は今回が初めてだ。
ウィリアムズは現在、メジャーのロースター登録日数が45日を超えて新人資格を失い、有望株ランキングから外された状態だが、『MLB.com』の有望株ランキングで昨年に全体53位、今年42位に上がった有望株だ。
ストレートの平均球速が時速153.7kmに達する剛速球投手で、今季最高球速は159.3kmを記録した。変化球もスライダー、カーブ、チェンジアップなど多様な球種を駆使する。
デビュー初年度から優秀な成績を収め、可能性を見せているウィリアムズだが、まだ経験値が足りない点が弱点だ。
先月28日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦では7回無失点の好投を見せたが、直近5試合では一度も6回まで投げ切ることができなかった。
4回だけ投げて下がった試合も2試合ある。9回当たりの四球は4.43個で、まだコントロールが完璧ではない様子だ。
メジャー全体でもベテランの仲間入りを果たしたリュ・ヒョンジンが、強力な球威を誇る新人ファイヤーボーラー相手にどんな姿を見せるのか、ファンの熱い関心が寄せられている。
(記事提供=OSEN)