同日10時に訪れた際、選手村は閑散としていた。 大会開幕を4日後に控えた時点だったこともあり、入村した選手は多くなかった。
巨大な規模の選手村に入ると、真っ先に入村式場に掲げられた大会参加国の国旗が目についた。そのなかで最も目立っていた国旗は、やはり断然、韓国の国旗だった。
韓国国旗から遠く離れた反対側には、北朝鮮の国旗がはためいていた。
北朝鮮の国際スポーツ大会参加は、2018年にジャカルタで開催されたアジア大会以来5年ぶりだ。
選手村には食堂や美容室、ネイルショップなどさまざまなサービスを受けられる施設が入っていた。
しかし、残念ながら食堂内部は確認できなかった。 組織委関係者は「食堂利用時間ではないので入場できない」と説明した。
大韓体育会の関係者と一緒に選手村を見て回ったところ、各国選手の宿舎の外観を見ることができた。各宿舎は中国国旗を皮切りに、日本国旗、インド国旗など、各国が自国の国旗を掲げ、宿舎にどの国籍の選手が滞在するかを表示した。
韓国選手団が滞在する宿舎には韓国国旗がかかっていた。国旗とともに、「Team Korea」と大きく書かれた垂れ幕も、一目で分かるほどよく見えていた。
ただ、北朝鮮の国旗は確認できなかった。北朝鮮選手団が滞在する宿舎も知られていない。
中国メディアが16日までに報じたところによると、北朝鮮選手団は15日夜、選手やコーチ陣など先発隊60人余りが杭州空港に到着したという。
北朝鮮選手団は16日、公式にオープンした選手村に入村したというが、その痕跡は見当たらなかった。
(記事提供=OSEN)
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