WBC出場後に亡命騒動で物議を醸した挙句、中日ドラゴンズが契約を解除したジャリエル・ロドリゲスに韓国メディアも注目している。
『OSEN』は10月6日、「中日と契約→WBC出場→亡命食い逃げ→結局契約解除、161kmキューバ人投手のMLB挑戦“5年7000万ドル契約の見通し”」と題し、ロドリゲスに言及した。
中日は同日、ロドリゲスとの契約解除を発表した。
ロドリゲスは今年3月のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)にキューバ代表で出場後、中日に合流せずアメリカに亡命していた。ロドリゲスはFA市場でメジャー球団と5年5000~7000万ドルの契約が見込まれている。
中南米の野球に詳しい全米野球記者協会(BBWAA)所属のフランシス・ロメロ記者は、中日が契約解除を発表する前日の5日(日本時間)、自身のX(旧ツイッター)に「消息筋によると、ジャリエル·ロドリゲスが今日、中日ドラゴンズから放出された」と伝えていた。
ロメロ記者は「ロドリゲスの代理人が早くMLBにFA申請をする予定であり、数カ月以内にMLB球団と契約をするものと見られる」とし、「数人の国際スカウトによれば、ロドリゲスは5年に5000~7000万ドルの契約ができる展望だ」と伝えた。
2020年から3年間中日でプレーしたロドリゲスは、3月に行われたWBCにキューバ代表として出場した。同大会でキューバはベスト8まで進出した。ただ、ロドリゲスは大会終了後、3月末に予定されていた日程で日本に入国しなかった。
ロドリゲスはアメリカに亡命するため、ドミニカ共和国に滞在しているというニュースが伝えられた。ロドリゲスは4月末、遅れて中日に連絡して謝罪した。彼は「メジャーリーグでプレーしたいという自分の夢に従うことにした」と中日に伝え、「契約を結んで中日を突然離れたことをお詫びする。 しかし、私は夢を追うことにした」と伝えた。
ロドリゲスは昨シーズン、56試合(54.2回)に登板。最速161kmの剛速球を投げ、6勝2敗39ホールド、防御率1.15を記録して活躍した。シーズン終了後、中日と2年の再契約を結んでいた。
しかし、WBC出場後に気持ちが切り替わり、メジャー進出のために亡命を選択していた。
(記事提供=OSEN)
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