日本が6回一死まで台湾投手に阻まれ続けた。それでも、阪神タイガースを38年ぶり日本シリーズ優勝に導いた新人巨砲・森下翔太の決勝本塁打で勝利した。
韓国メディア『OSEN』は11月16日、「韓国を泣かせた台湾投手、日本も苦しめた…6回一死までパーフェクト“サプライズ投球”、しかしホームラン一発に涙」と題し、日本対台湾戦をレビューした。
井端弘和監督率いる野球日本代表は11月16日、東京ドームで行われた「カーネクスト アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」初戦で台湾に4-0で勝利した。井端新監督体制の初勝利を飾った。
台湾先発の古林叡煬(グーリン・ルェヤン)の驚くべき好投に阻まれ、6回一死までパーフェクトを喫したが、森下のソロ本塁打、さらには門脇誠の3安打1打点の猛打に支えられて勝利した。5人の投手が9回無失点を記録したマウンドの力も良かった。
先の試合でオーストラリアに3-2のサヨナラ勝利を収めた韓国と並んで1勝で1位タイになった日本は、17日19時から韓国との2戦目を行う。韓国はイ・ウィリ、日本は隅田知一郎がそれぞれ先発投手として予告された。2人とも左腕だ。
日本対台湾は中盤戦まで台湾先発の古林叡煬が試合を支配した。
先月2日、杭州アジア大会予選の韓国戦で2回1被安打、無死四球、2奪三振、無失点の好投でホールドを記録した古林叡煬は同日、先発登板して日本を驚かせた。6回1死まで安打と四死球を一つも与えないパーフェクト投球で日本打線を圧倒したのだ。最速154kmの剛速球をメインに打ち取る投球で驚くべき好投を披露した。
日本は6回一死、門脇の中前二塁打で初出塁に成功したが、後続打が出なかった。秋広優人が一ゴロ、岡林勇希が空振り三振に打たれ、チャンスを生かせなかった。
しかし、7回の本塁打で待ちわびた初得点が生まれた。安打を出塁した小園 海斗が二塁盗塁に失敗し、流れが途切れるかと思われた瞬間、森下の一発が爆発した。古林叡煬の2球目が真ん中に高く入ったところを引っ張り、左フェンスを越えた。「0」のバランスを崩した決勝本塁打だった。
古林叡煬は後続の牧秀悟を二飛で処理した後、マウンドを降りた。6.2回で86球を投げ、3被安打(1被本塁打)、無死四球、2奪三振、1失点と好投したが、打線の支援を受けられず敗戦のくびきをかいた。
日本は9回に3得点を追加して勝機を固めた。
森下、牧、佐藤輝明の3連続安打で一死満塁のチャンスを得ると、万波中正の二ゴロの間に1点を追加。さらには坂倉将吾、門脇の適時打でスコアを4-0に広げた。
森下が本塁打を含む4打数2安打1打点、門脇が4打数3安打1打点猛打を放ち、日本打線をけん引した。
日本の投手陣も散発3安打で台湾打線を抑えた。先発の赤星優志が4.2回3被安打、1四球、3奪三振の無失点に抑えた後、5回二死一塁から登板した及川雅貴が三振を奪った。
6回に登板した根本悠楓が7回まで2回3奪三振含むパーフェクトの好投を披露し、救援勝利を挙げた。
以後、8回に桐敷拓馬、9回に田口麗斗が並んで1回無失点に抑え、リードを最後まで守った。
(記事提供=OSEN)
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