2026年北中米ワールドカップ組み合わせ抽選会のポット分けが発表され、日本が史上初となるポット2入りを果たした。同じく初のポット2が決まった韓国でも「史上初めての歴史を書いた」「“好材料”確保」「史上最大級の“甘い組”も可能」と各社報じているが、なかには“アジアのライバル”日本について言及するメディアも多い。
【写真】父は元サッカー代表 韓国18歳美女ゴルファー「“日本は最悪の組に入れられるのに”、ホン・ミョンボ号は言及すらない」と題したのはスポーツ紙『イルガン・スポーツ』。同紙は「主要な海外メディアは仮想の組み合わせ抽選で“最悪の組”を選ぶ際、ポット2から日本を入れる雰囲気だ。それだけ強いチームとして認められている」と日本に対する海外の反応を紹介し、「死の組はポット2~4の強豪が集まることを意味する。そこで日本が議論されるのは、ポット1の国をも脅かす存在という意味だ」としつつ、「韓国は特にポット2で言及されない雰囲気だ」と日韓で対照的な評価を報じた。
「韓国ではなく日本とは…日本、アジア唯一の2026年W杯強豪認定」というネットメディア『エックスポーツ・ニュース』も、「他国にとって脅威となるアジアのチームは日本だけという話だ」と似たような論調を展開している。
ネットメディア『スターニュース』は「日本が恐れたW杯“死の組”、ドログバに負けた辛い記憶のため」と題し、ポット3に入ったコートジボワールと日本の相性に注目。「日本はコートジボワールと2014年ブラジルW杯のグループステージで対戦し、逆転負けを喫した痛みがある。当時は本田圭佑の先制ゴールでリードしたが、ディディエ・ドログバが投入されると完全に流れを失い、1-2で敗れた」と回想していた。
もっとも、ポット2に入ったからといって安泰ではないのは日本も韓国も同じだ。「史上初のポット2確定、だがむしろもっと厳しいかもしれない」と伝えた経済メディア『ファイナンシャルニュース』は「ポット2が与える象徴性は確かに大きい」とし、同ポットのクロアチアやウルグアイ、モロッコなど強国との対戦を回避した点を“莫大な戦略的利益”と評価しつつ、次のように伝えている。
「ポット2は一見、非常に有利に見えるが、今大会はポット3、ポット4の構成からして例年と全く違う。48カ国体制に拡大して本大会の敷居は広くなったが、むしろ中位圏はさらに狭まったのだ。ポット3で韓国と同組に割り当てられるチームは、ノルウェーやエジプト、アルジェリア、チュニジア、コートジボワールのような実質的な“ポット2~2.5級”の国々。ただ数字が低いだけで、戦力的な重みは相当なものがある」
前出の『エックスポーツ・ニュース』はこうした“死の組”の可能性に触れ、「ポット2の快挙が“無用の長物”となるのか」と悲観的な見方も伝えていたが、果たして日韓はどのような国々と同居することになるのか。来る12月6日の北中米ワールドカップ組み合わせ抽選会を楽しみに待ちたい。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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