日本は世界でも有数の“地震大国”だ。
その分、いざ地震が起こった際の対策は、どこの国よりも優れているといえるだろう。一方の韓国は、ベースとして日本に比べると地震は少ない。
ただ近年は、韓国でも地震に関する注目が高まっている。というのも、単純に地震の発生件数が増えているからだ。
韓国気象庁によると、2015年に入ってマグニチュード2.0以上の地震が33回計測されたという。1980年代は16回にすぎなかったが、2000年代には44回、そして2010~2014年は58回となっている。
そんななか2015年9月17日、恐ろしい数字が明らかになった。なんとソウルにある建物の75%が耐震設計を備えていないことが判明したのだ。