見知らぬ人と密室の中で2人きりになる。普通なら避けたいところだが、タクシーに乗る以上は避けては通れない状況だ。タクシー運転手側も乗せる乗客の性格の良し悪しを選ぶことはできない。
お隣・韓国で、そんなタクシー空間でトラブルが起こりネット上で物議をかもしている。
3月21日、交通事故専門事件を扱うハン・ムンチョル弁護士が運営するYouTubeチャンネルに、「タクシーで食べてはいけないと注意し、乗客にキムパプ(韓国の海苔巻き)を投げつけられた」というタイトルの映像が掲載された。
映像では、深夜タクシーに乗る乗客が後部座席でマスクを外すとおもむろにキムパプを食べ始める姿が映し出されている。これに怒った運転手がそれとなく注意すると、口論となり、最終的に乗客は目的地より早く降車することになった。
そこで乗客は去り際、食べかけのキムパプを運転手に向かって投げつけたのだ。
乗客のあまにも横柄な態度は、オンライン上で怒りを誘った。「まず、公共機関で臭いが出る物を食べようとすること自体が頭おかしい」「今の情勢でマスクもなしに飲食し始めるのは…後で食べることはできなかったのか」「最低限の礼儀は守らなければならない。コロナで大変な時期なのだから、みんなが他人に配慮すべきだ」「マジで腹が立つ」「本当に自分勝手な奴が多い終わってる国」といった反応を見せた。
なお、キムパプを投げつける行為は、ドライバーへの暴行に当たる可能性があり、5年以下の懲役刑または2000万ウォン以下の罰金刑に処されることもだ。また合意されても処罰される可能性があるという。
タクシーに乗車するのに資格はいらないが、最低限のマナーは身につけてほしいところだ。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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