7月1日、ソウル市内で死傷者16人を出す暴走事故が起きた。
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この事故により、歩道にいた30代男性4人、40代男性1人、50代男性4人の計9人が死亡し、7人の負傷が確認されている。
事故から数日が経った今、現場には不幸な死を悼むための花やお酒、手紙などが続々と供えられているなか、信じられないメモが見つかったことで物議を醸している。
7月3日、いくつかのオンラインコミュニティには、追悼現場におかれたメモの写真がアップされていた。犠牲者を哀悼する市民たちが置いて行った調和と追慕メッセージが多く供えられているのだが、その中に赤字で書かれたメモが見つかったのだ。
その内容とは、「トマトジュースになってしまった人たちの冥福を祈ります」というもの。事故で亡くなった被害者たちを嘲笑しているような文面だ。
このメモの存在が韓国国内で大きな波紋を呼んだことは言うまでもない。「明らかに個人への冒涜。絶対に見つけて厳罰にすべきだ」「遺族の気持ちを考えると心が痛い…なぜこんなことができる」「犯人は絶対に見つけて処罰しなければならない。模倣犯が出るようになっては問題だ」など、ネット上では炎上が止まらない。
これがメディアに取り上げられ、大々的に報じられたことでビビったのだろうか、“犯人”は4日に自首。警察は翌5日、当該人物は20代男性で、「死者への名誉棄損」で立件したと発表した。
「トマトジュース」メモ以外にも現場、ネット問わず、事故に関する悪ふざけコメントが続出している状況だ。警察は今後、あらゆる侮辱に対して捜査を行うとしている。
無条件で死者に哀悼の意を表しろとは言わないが、死者を冒涜するようなことを書くのはやり過ぎだろう。決して若気の至りでは済まされない。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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