日本で人気の大手焼き鳥チェーン「鳥貴族」の第1号店が韓国にオープンした。
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鳥貴族の韓国1号店が開店した場所は、ソウルの弘大(ホンデ)。ソウルの中心に位置し、弘益 (ホンイク) 美術大学校の学生や若者が集まる場所だ。昼夜を問わず流行に敏感な若者が集まり、アートが街の至るところに見られ、おしゃれな雰囲気にあふれている。
そんな弘大で韓国1号店は、9月28日のオープンと同時に大きな話題となった。
とある韓国メディアは「現場関係者によると、オープン以降、毎日100組以上の待機が発生している。営業時間の1時間前から店頭のキオスクを通じて予約を受け付けているが、17時前までに50組以上の待機が溜まっているという」と報じた。
店内には22卓のテーブルがあり、待機順が22番以内に入れなかった客は「少なくとも1~2時間待つ状況」と大盛況を呈している。
そもそも鳥貴族といえば、食べ物や酒類などが「全品370円均一」という明瞭な値段とコスパの良さで人気を博した居酒屋チェーンだ。韓国でも全品均一価格という点は変わらないが、値段はかなり違う。「全品4900ウォン」、つまり約540円だ。
日本の約1.5倍という値段だが、韓国の若者たちはどう思っているのだろうか。
彼らの声を拾ってみると「価格は日本の現地より高いが、それでも全メニューが4900ウォンなので合理的だと感じた」「弘大でこの価格で焼き鳥とお酒を楽しめる場所は多くない」「弘大の飲食店はどこも高いので、お財布事情が厳しい大学生には人気が出そうだ」「価格さえ安く維持されれば、多くの人が訪れるだろう。ただ、簡単なつまみを食べに行く場所なのに、待ち時間が長すぎたのは不便だった」と、おおむね好評のようだ。
鳥貴族コリアの筒井信人代表が掲げた「2029年までに韓国に鳥貴族300店舗」という目標に向かって、まずは好スタートを切ったといえそうだ。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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