1900万人に投薬できる量が早くも摘発…増加の一途をたどる韓国の麻薬密輸量、「自己使用」が増えた結果か

2024年11月04日 社会 #時事ジャーナル
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今年9月までに韓国の関税庁が摘発した麻薬の密輸量が600kgに肉薄したことが明らかになった。

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特に「自己使用」の目的での国際郵便による持ち込みが大幅に増加していると分析されている。

11月4日、関税庁によると、今年1月から9月までの国境段階で摘発された麻薬は計623件、574kgだった。これは1900万人が同時に投薬できる量に相当する。

第3四半期までの摘発量を見ると、2022年は383kg、2023年は496kgと毎年増加している。今年9月までの摘発量は前年同期と比較して件数が24%、重量が16%増加した。

密輸経路は、件数基準で国際郵便(319件・51%)が最も多く、次いで特送貨物(156件・25%)、旅行者(141件・23%)などが続いた。国際郵便による密輸件数は前年より41%増加したが、重量は40%減少しており、これは自己使用と推定される少量密輸が増えたためと分析されている。

重量基準では、特送貨物(272kg・47%)が最も多かった。特送貨物の摘発件数は9%増、摘発重量は96%増加し、1kg以上の密輸の1件当たりの摘発量が2倍以上増加したためだ。続いて国際郵便(145kg・25%)、旅行者(95kg・17%)が続いた。10kg以上の大量密輸は15件、272kgで、前年同期に比べて件数が200%、重量が330%増加した。

裁判
(写真=Pexels)

麻薬の主な出発国は、重量基準でタイ(110件・233kg)、アメリカ(137件・110kg)、メキシコ(2件・29kg)の順だった。タイとアメリカの場合、国連薬物犯罪事務所(UNODC)が発表した主要ヒロポン生産地に隣接している点や、合法化地域である点が作用し、それぞれ1位と2位を占めたと分析されている。

摘発された麻薬品目は、重量基準でヒロポン(122件・154kg)が最も多く、次いでコカイン(6件・62kg)、大麻(172件・46kg)、ケタミン(51件・33kg)などが続いた。前年同期と比較すると、摘発重量基準でヒロポンは33%、コカインは919%、ケタミンは5%増加した。大麻は62%減少した。

関税庁は麻薬類の持ち込みを阻止するため、国際郵便・特送貨物の情報分析チームを24時間体制で運営し、要注意国からの旅行者検査を強化している。

また、タイ、アメリカ、オランダ、マレーシアなど麻薬出発国の税関当局と協力し、出発国および韓国内で同時に取り締まりを行う合同取り締まりを実施するなど、国際協力も強化している。

(記事提供=時事ジャーナル)

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