生活費断絶で逆恨み、ユーチューブ見て銃を自作…孫の眼前で息子を射殺した60代無職男性の綿密な犯行計画【韓国】

2025年08月25日 社会 #時事ジャーナル
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韓国で実の息子を自作の銃機で殺害し、息子一家まで殺害を試みた60代男性が、元妻と息子の双方から重複して生活費の支援を受けた事実が発覚し、その支援が途絶えた恨みで犯行に及んだことがわかった。

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8月25日、「国民の力」チュ・ジヌ議員の議員室が検察から提出を受けた公訴状によると、被疑者A氏(62)は2015年、元妻B氏との事実婚関係が終わった後も定職を持たず、B氏と30代の息子C氏から毎月計320万ウォン(日本円=約34万円)を生活費名目で受け取り、遊興費などに使っていた。

ただ、A氏が家族を騙したことから問題が始まった。A氏は2021年8月から2023年9月までの約2年間、元妻B氏と息子C氏からそれぞれ320万ウォンずつ、計640万ウォン(約68万円)の生活費を毎月重複して受け取りながら、その事実を隠していたのだ。

結局、元妻B氏がこの事実を知るに至り、B氏とC氏はA氏に対する生活費支給を重複支給された期間分中断した。にもかかわらず、A氏は就職活動を行うなどの経済活動をしなかった。さらに、昨年1月頃からは姉から生活費を借りて辛うじて暮らしていたことが明らかになった。

生活苦に陥ったA氏は妄想を抱き始めた。「元妻と息子が継続的に経済的支援をするかのように自分を騙し、60代の老年になった後に経済的支援を打ち切り、まったく備えができないようにした」という趣旨の妄想だった。実際、A氏は警察の捜査過程で「彼らが組んで自分をセットアップ(罠にかけた)したのだ」と供述している。

A氏がB氏と離婚した決定的な理由は、A氏本人の性暴力だった。A氏が生活苦に直面した原因は、自身の放蕩な生活態度だった。

しかし、A氏はこのような事実を無視し、問題の原因を元妻と息子に転嫁した挙句、ついには息子一家殺害という復讐劇を準備し、実行したというのが検察の見方だ。

写真はイメージ
(写真=サーチコリアニュース編集部)

A氏の犯行準備は綿密だった。犯行道具を物色していたA氏は、体格の良い成人である息子C氏に対して刃物を使うのは不利だと判断し、昨年8月頃にユーチューブで自作銃に関する動画を視聴し、約20年以上保管していた散弾180発余りを犯行に使用することを決心した。

また、自身が10年間ハンドルを握ったことがない事実を認識し、犯行のために数回にわたり運転の練習にまで臨んだ。

事件当日の7月20日夜、A氏は息子C氏を狙って自作銃を1発発射した。そして、壁に辛うじて寄りかかりながら「助けてくれ」と哀願する息子の胴体に追加で発射し、殺害した。殺害現場は息子C氏の家で、当時、C氏一家はA氏を招待してA氏の誕生日パーティを開いていた。

これにより検察は8月14日、A氏を殺人、殺人未遂、銃砲・刀剣・火薬類等の安全管理に関する法律違反などの容疑で拘束起訴している。

(記事提供=時事ジャーナル)

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