孫の眼前で息子を射殺した60代男性「自分は善良な良い人間」 犯行理由は金銭面か「裏切られた」【韓国】

2025年07月25日 社会 #時事ジャーナル
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韓国で自作の銃器を用いて息子を殺害した60代男性が、「家族経営の会社から給与が支払われなくなり、裏切られたと感じた」と供述していたことがわかった。

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警察は、被疑者が主張する経済的動機が息子を殺害した直接的な理由とは言えないと判断し、追加の捜査を進めている。

7月25日、仁川(インチョン)警察庁によると、殺人などの容疑で拘束されたA氏(62)は最近、プロファイラーの調査に対して「家族会社に従業員として名を連ね、月に約300万ウォン(日本円=約32万円)の給与を受け取っていたが、昨年のある時点から支給が止まった」と供述したという。

A氏はまた、「給与が支給されなくなった時点からは国民年金の一時金で生活していた」「(亡くなった息子は)唯一の家族だったのに背を向けられ、裏切られたと感じた」と主張した。

家族に対する恨みを口にしていたA氏だが、自身については「元々善良に生きてきた“良い人間”だ」と繰り返し語っていたという。このような供述はプロファイリング報告書にも反映された。

警察関係者は「(A氏が主張する経済的支援の中断が)息子を殺害した動機とは断定できないため、追加の捜査を行う予定だ」と述べた。

なお、A氏は自身が使用したiPhoneのパスコードを提供しておらず、犯行前のインターネット検索履歴やユーチューブの視聴履歴、メッセージなどを確認できずにいる。

写真はイメージ
(写真=サーチコリアニュース編集部)

A氏は7月20日午後9時31分ごろ、仁川市延寿区松島洞(ヨンスグ・ソンソドン)のマンション33階で自作の銃を発砲し、30代の息子B氏を殺害した容疑が持たれている。

犯行当日はA氏の誕生日で、B氏は父親を自宅に招いて食事などを共にしていた。現場にはB氏の妻と子ども2人、B氏の妻の知人も同席していた。

また、ソウル道峰区(トボング)のA氏の自宅からは、シンナーの入ったペットボトル、洗剤ボトル、牛乳パックなど可燃性物質15個と着火装置が見つかっており、犯行の翌日(21日)の正午に点火するようタイマーが設定されていたことが確認された。

遺族は最近発表した声明で、「被疑者は被害者だけでなく、現場にいたすべての人々を標的にした無差別殺人を計画し実行したが、銃の不具合で未遂に終わったと判断している」と明かした。

続けて「被疑者は子どもたちを避難させ、隠れていた息子の妻が一時的に被害者を救助しようと部屋を出た際、銃を再調整しながら大声を上げて息子の妻を追いかけた。息子の妻が子どもたちが隠れていた部屋の扉に鍵をかけると、何度も扉を開けようとし、“出てこい”と脅迫した」と主張した。

また遺族は、A氏の身元公開について「残虐な犯行を直接目撃した被害者の幼い子どもたちに二次被害を引き起こす可能性があるため、絶対に行われるべきではない」と反対の立場を表明。警察も遺族の意向を反映し、身元情報は非公開とする方針を固めている。

(記事提供=時事ジャーナル)

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