引退説流れた“ヨン様”ことペ・ヨンジュン、日本における韓流ブーム火付け役の歩みとは

2022年11月15日 韓流
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そんななか、2006年には莫大な資産を投じて芸能事務所「KEYEAST(キーイースト)」を設立した。2015年には資産が約150億円を超えるなど、実業家としての才覚も発揮している。KEYEASTには現在、俳優ウ・ドファン、ユ・ヘジン、女優パク・ハソン、ムン・ガヨンなどの人気タレントが多数所属する大手事務所として知られる存在へと成長した。

俳優から実業家へと華麗な転身を遂げたペ・ヨンジュン。韓国のニュースサイト『財閥ドットコム』が2019年6月に発表した「芸能人・株長者番付」によると、ペ・ヨンジュンの持ち株資産価値は当時、推定439億ウォン(約43億9000万円)で、韓国芸能人・株長者の4位にランクインされたほどだった。

しかし2018年にはキーイーストの持分をSMエンターテインメントに売却し、マネジメント契約も締結せず、現在もキーイーストの所属ではない状態だという。

ペ・ヨンジュン

今回の引退報道に伴い、側近が明かしたところによると、ペ・ヨンジュンは現在、ハワイで家族と静かに暮らしているという。

2015年7月には、ガールズグループ「Suger」の元メンバーで、グループ解散後はタレントとして活動していた13歳年下のパク・スジンと結婚している。2016年10月に男児、2018年4月に女児を授かっており、二児の父としての顔も持つ。

そもそも表舞台から遠ざかり始めた理由も、本業である俳優業以外では露出を敬遠してきたことに加え、結婚後は家庭をあらゆる視線から守るかのように、さらに芸能活動を控えたからだともされている。

パク・スジン

とはいえ、『冬のソナタ』による第一次韓流ブームは、東方神起、少女時代、KARAらによる第二次ブームの呼び水となり、昨今の日本で絶大な人気を誇るBTS(防弾少年団)、TWICE、『愛の不時着』『梨泰院クラス』などによる第三次ブームの礎を構築したといえるだろう。

作品への出演はさほど多くないにも関わらず、歴代史上最高視聴率や韓流ブームなど多大なインパクトを残してきたペ・ヨンジュン。生き馬の目を抜く芸能界でのプレッシャーから解放され、今後は常夏の島で温かい家庭人として人生を謳歌するはずだ。

(文=サーチコリアニュース編集部K)

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