「BTS、日本の音楽番組の出演取り消し…嫌韓の標的?」(通信社『NEWSIS』)
「BTS、日本の“Mステ”出演突然取り消し」(経済紙『毎日経済』)
「韓日関係が悪化するなか…BTS、日本の音楽番組の出演が突然取り消し」(一般紙『韓国日報』)
など、さまざまな韓国メディアで数多く取り上げられている。
BTSは、さまざまなスキャンダルやサクセスストーリーと関連付けられてきた韓国歌謡界の“曲名運命論”も適用されるなど、母国でも絶大な人気を集めるグループ。それだけに、今回の騒動にはファンもメディアも驚きを隠せない様子だ。
特にJIMINが着用したTシャツに言及するメディアが多い。
「JIMINのTシャツに非難→日本の番組“BTS出演キャンセル”」(『ソウル新聞』)
「BTS、日本の“Mステ”出演突然のキャンセル…JIMINのTシャツを問題視して」(『ヘラルドPOP』)
「“日本の番組出演見送り通報”BTS、JIMINのTシャツがどうした」(『TVリポート』)などで、韓国では「何が問題なのだ」と伝えるメディアが多い印象だ。
「光復節Tシャツを着たら反日?…BTSの日本の番組出演が突然キャンセルされ騒動に」と題したテレビ局SBSのメディア『SBS fun E』の記事は、「問題となっているTシャツは、光復節を記念したTシャツだ」と報じていた。
“光復節”とは、日本の終戦記念日にあたる1945年8月15日を指す言葉。韓国では日本の植民地支配からの解放を記念する祝日にもなっており、韓国の人々の愛国心が最高潮に高まる記念日でもある。
それだけには反動も大きく、過去にはガールズグループ少女時代メンバーのティファニーが、光復節当日に自身のスナップチャットに旭日旗模様のスタンプ入りの写真を投稿して大炎上したこともあったほどだ。
JIMINが今回着用したTシャツは、そんな光復節を記念したものだそうで、Tシャツには愛国心(PATRIOTISM)、我々の歴史(OURHISTORY)、 解放(LIBERATION)、韓国(KOREA)などの言葉がプリントされていた。
そのため、『mydeily』によれば「ネット上には“韓国人が韓国の光復節Tシャツを着て何が悪い”“BTSが誇らしい”など応援する声が大多数」を占めているという。