同メディアは日本でいうところの『週刊フライデー』や『週刊文春』のように芸能人の熱愛スクープを得意としており、1月1日に熱愛スクープを発表してきた。
その経歴から、大手ポータルサイトで「ディスパッチ」と検索すると、「ディスパッチ1月1日」という関連ワードが出てくるほどである。
実際、『Dispatch』が1月1日にスクープしてきた熱愛報道は多い。
2014年1月1日には少女時代のユナと人気タレントのイ・スンギの交際をスッパ抜き、2016年1月1日にはJYJのジュンスと人気ガールズグループEXIDハニが恋人関係であるという特ダネを世に発表している。
ただ、ユナ&イ・スンギ、ジュンス&ハニは報道後に破局し、今は熱愛関係ではない。『Dispatch』で元日スクープされたカップルの恋はなかなか結婚まで成就しないのが通説だった。
そんな通説を吹き飛ばしたが歌手兼俳優のRAINと人気女優キム・テヒのカップルである。2人は2013年1月1日に『Dispatch』に熱愛関係をスクープされた。
それがきっけかで後にRAINの兵役時代の軍記違反が明るみになり、“芸能兵廃止”までに発展したが、2人は昨年1月に晴れて結婚を発表。『Dispatch』の元日スクープが生んだ最初の“夫婦”となった。
2人の年収を合わせるとケタ違いで、2017年11月には2人が所有する不動産の資産価値が500億ウォン(約50億円)にもなると報じたほど。まさに韓国芸能界屈指の“勝ち組カップル”である。
そんな2人の熱愛を最初にスクープした『Dispatch』としても面目躍如といったところだが、昨年2012年はヒョンビン&ソン・イェジンの『愛の不時着』カップルの熱愛を元旦スクープした『Dispatch』。
『dispatch』によると「ふたりは今、お互いを『恋人』と呼ぶ。約8カ月間交際中」という。
2020年3月から交際が始まったとし、ヒョンビンの知人の言葉を借りて「ドラマ(=愛の不時着)終わって離れて過ごすうちに、恋しい感情が芽生えたらしい」と伝えた。
この報道後、両者は所属事務所を通じて熱愛を認めた。これにより、韓国芸能界を代表するカップルがまた一組生まれることとなったが、周知の通り、ヒョンビンとソン・イェジンはまだ結婚という名のゴールテープを切っていない。別れてはいないが、今なお熱愛中だ。
はたして『Dispatch』がスクープした『愛の不時着』カップルはその恋を結婚という形で成就させるだろうか。
また、今年の『Dispatch』砲がどんなニュースで彩られていくだろうか。
もしかしたら韓国の芸能関係者たちがあっと驚くスクープが元旦早々から飛び出すかもしれない!?
文=慎 武宏
*この原稿はヤフーニュース個人に掲載した記事を加筆・修正したものです。