最後に紹介するのは、元柏レイソルのケニア代表FWマイケル・オルンガもいるアル・ドゥイハルに所属するナム・テヒ。彼は今回のワールドカップ開催地であるカタールで、約10年以上もプレー経験がある選手だ。
2009年にフランスのヴァランシエンヌFCでデビューした後、2012年にカタール・スターズリーグのレフウィヤ(現アル・ドゥイハル)に加入。2019年から2年間同国のアル・サッドでプレーした後、2021年夏にアル・ドゥイハルに復帰した。
リーグ戦やカップ戦含めカタールでの出場試合数は300試合超え。独特なリズムのドリブルで相手DFを抜き去るプレースタイルから、“カタールのメッシ”という別名も付けられている。
ただ、そんなナム・テヒは2012年にU-23韓国代表の一員でロンドン五輪銅メダル獲得を経験しているものの、A代表では2015年のアジアカップに出場した以外は国際大会に縁がない。
ワールドカップは2014年ブラジル大会、2018年ロシア大会いずれも落選。今回のカタール大会もアジア予選には出場したが、W杯を控えた強化試合に呼ばれることはなく、3度目の落選となった。
現在31歳という年齢的にも、次の2026年大会でW杯初出場を果たす可能性は低いと言って良い。本家のメッシはカタール大会が5日目のW杯出場となるが、“カタールのメッシ”は一度もW杯に出ることなくキャリアを終えるのだろうか。
(文=サーチコリアニュース編集部H)