「強姦で通報するぞ」脅して4500万円を荒稼ぎ…30人の男性を“食い物”にした韓国女2人に実刑判決

2025年08月25日 社会
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チャットアプリで知り合った男性をホテルに誘い、“身体的接触”をするよう仕向けたうえで「合意金を払わなければ性犯罪で通報する」と脅して巨額を騙し取った韓国人女2人に、実刑判決が下された。

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韓国法曹界によると8月25日、仁川(インチョン)地裁・刑事6単独(シン・フンホ裁判官)は、「恐喝および虚偽告訴」の罪で起訴された女A(33)に懲役5年、B(29)に懲役3年を言い渡した。

2人は2022年8月から2023年6月まで、チャットアプリで知り合った男性を「性犯罪で訴える」と脅し、合意金として数億ウォン(数千万円)を脅し取った罪に問われていた。

2人は男性をホテルに誘い、眠ったふりをして“身体的接触”を誘発。その後「強姦で通報する」「合意金を払わなければ処罰される」と脅して金を巻き上げてきた。AとBは役割を交代しながら同様の手口を繰り返し、被害者は計30人、被害総額は4億5000万ウォン(約45000万円)を超えたという。

マッチングアプリ
(画像=PhotoAC)イメージ

さらに、支払いを拒んだ男性2人については、準強姦などの性犯罪で虚偽の通報・告訴を行う大胆な行動も辞さなかった。しかし、検察が虚偽の疑いを把握して全面的な再捜査に乗り出したところ、一連の恐喝の全貌が明らかになった。

特に、Aは2018年と2022年にも詐欺罪で執行猶予付きの懲役刑を受けていたにもかかわらず、同様の犯行を繰り返したことが分かっている。

判決に際して裁判所は「多数の被害者から数億ウォンを脅し取り、深刻な被害を与えた。計画的に犯行を行い、合意金を拒んだ相手には虚偽告訴までしており、罪質は極めて悪質だ」と指摘。

ただし「被害者側にも犯行が発生した経緯に一定の責任がある点や、一部被害者とは示談が成立している点も考慮した」と付け加えた。

(記事提供=時事ジャーナル)

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