昨年12月に男性ファン2人から自宅に押しかけられ、暴行を受けたとされるNGT48の山口真帆。
山口は今後もNGTでの活動を続けることを明かしたが、所属事務所の対応やAKBグループメンバーの発言などが連日メディアで報じられており、現在も騒動は冷めやらない様子だ。
この事件は、韓国でも関心を集めている。
「日本のガールズグループNGT48山口真帆がファンに襲撃され…同僚が背後に?」(『ソウル新聞』)
「NGT48山口真帆、怪しい男に襲撃され“殺されるかもれないと思った”」(『TVREPORT』)
「日本の人気ガールズグループNGT48メンバー、男性ファンに襲われる“生きていてよかった”」(『エクスポーツニュース』)
など、韓国メディアでも多数取り上げられている。
人気アイドルがファンから襲撃されたことは韓国メディアにとってもショッキングだったようだが、この事件が注目されていることには、韓国で芸能人の悪質なファンが絶えないことも関係しているだろう。
韓国では、芸能人のプライベートまで追いかける悪質なファンのことを「サセンファン」という。
サセンファル(私生活)とファンを合わせた造語だが、これまでも数々の芸能人がその被害に遭ってきた。
芸能人が乗った車をタクシーで追いかけたり、家やホテルの前で待っていたりするのは、基本中の基本。
家に不法侵入して寝ている芸能人にキスをしたり、印鑑を盗んで婚姻届にハンを押そうとしたりなど、れっきとした犯罪行為を犯す場合も多いという。
例えば2012年4月17日には、少女時代のテヨンが公演中に舞台に乱入してきた男に連れ去られそうになる事件が発生した。
またBIGBANGのG-DRAGONは、「幼い子たちが家まで訪ねてくる…玄関の前まで…」とサセン・ファンによる被害を告白したことがある。G-DRAGONは「母や姉が驚いている」「家に来ないでくれ」と非難していた。
最近もJYJのジェジュンが『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)でファンが部屋まで入ってくると被害を明かしていたが、韓国の芸能人たちがサセンファンたちに苦しめられてきたことは間違いないだろう。
そんな韓国芸能界の事情もあって、今回の山口の事件に韓国が関心を寄せているのだろう。
なかには、「サセンファンに同僚メンバーの個人情報を教えたガールズグループメンバー」(『Insght』)など、山口に暴行を加えた男性ファン2人を“サセンファン”と呼ぶメディアもあった。
いずれにしても、韓国も注目しているNGT事件。当面は騒動が収集しそうにないだが、引き続き動向を注視していきたい。
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