苛烈な台風被害を受けた韓国だが、その裏で起きた「愛の違法駐車」とは

2022年09月21日 社会 #びっくりニュース
このエントリーをはてなブックマークに追加

9月5日から6日にかけて、韓国各地では1時間当たり100ミリに達する猛烈な風雨と、海岸地域に暴風や高波ももたらした台風11号「HINNAMNOR(ヒンナムノー)」が猛威を振るった。

その被害は大きく、各地で洪水が発生した。浦項(ポハン)市の地下駐車場に閉じ込められた7人が死亡するなど、少なくとも10人の死者が出ている。

【関連】超大規模な台風に襲われた韓国、アクセス数を稼ぎたいユーチューバーが“トンデモ事件”を起こす

悲惨なニュースが飛び交う中、芸能人や大手企業の間では、被害にあった人たちのために巨額の寄付行為を行なうなどの慈善行為も行なわれた。

ガラスの飛散から守るように駐車された大型ダンプ(写真=オンラインコミュニティ)

こうした中、済州島ではある行為が話題となった。それが、「愛の違法駐車」と呼ばれるものだ。

なんと、暴風にさらされる済州島の各地で、大型ダンプがガラス張りの店舗を守るように駐車して、被害の拡大を防いでいたというのだ。

これには、韓国内でも「違法駐車は罰せられるべきだが、これは愛のある行為で、賞賛に値する」「あまりの強風に石が飛び交い、危険な状況だっただけにドライバーたちの英断に拍手を送りたい」など、賞賛の声が相次いだ。

尋常ではない被害を受けた大型台風だが、その裏では多くの人が人道に則った行為を行なっていた。その行為は素直に賞賛すべきだろう。一部では、再生数稼ぎのお騒がせYouTubrなども出没したが……。

(文=サーチコリアニュース編集部)

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

デイリーランキングRANKING

世論調査Public Opinion

注目リサーチFeatured Research