動画配信サービスYouTubeの普及によって、一般の人々も配信でお金を稼げるようになって久しいが、コンテンツ力を高めるために、過激な行動に出る人も少なくない。そうした事情は日本だけではなく、お隣・韓国も変わらない。
【注目】日本人の嫌韓感情を…韓国ユーチューバーの非常識行為の数々
今回、韓国で騒動になったのは、9月5日から6日にかけて韓国各地に1時間当たり100ミリに達する猛烈な風雨と、海岸地域に暴風や高波ももたらした台風11号「HINNAMNOR(ヒンナムノー)」に関連してだ。
9月6日、釜山(プサン)警察庁によると5日の23時40分頃、釜山・海雲台(ヘウンデ)区にあるマリンシティ防波堤周辺で、ユーチューバーのA氏が台風による高波に襲われた。
A氏はカメラ付きの自撮り棒を持ったまま、自分のチャンネルに台風ニュースを放送し、そのまま波にのまれたようだ。
幸いにも大きな負傷はなかったが、自身のチャンネルのために警察にまで迷惑をかける行為は、韓国国内でも冷ややかな反応を受けている。
「自己顕示欲や金銭欲で、警察官や救助隊員が巻き込まれたらどうするつもりだ」「助ける必要ない。そちらのほうがアクセスも稼げて、都合がいいだろう」「多くの人に放送を見せたいのなら、最低限のリテラシーをもってほしい」
なおA氏以外にも“台風放送”を試みた配信者は複数人いたようだ。韓国ネット民たちが類似犯や模倣犯の存在に目を光らせている状況だ。
誰でも気軽に配信ができるという現状では、注目を集めるために過激な発想に陥りがちだ。しかし、そうした軽はずみな行動は炎上の対象にもなりやすい。注意してほしいものだ。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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