発表によると、調査に回答した韓国の小学6年生6929人が答えた「希望する職業」1位は9.8%で「スポーツ選手」。2018年から5年連続首位という結果となった。
「スポーツ選手」以降では、2位が「教師」(6.5%)、3位が「クリエイター」(6.1%)、4位が「医師」(6.0%)、5位が「警察官・捜査官」(4.5%)という順だった。
そもそも調査機関や方法が違うため、日本の小学生と異なる結果になったのは致し方のないことと言えるが、韓国の結果で驚くべきは「希望する職業がない」と答えた回答者が19.3%もいることだ。
「希望する職業がない」と答えた理由では、「何が好きなのかよくわからない」(37.8%)、「上手くできることがわからない」(39.2%)が挙がっていた。
こうした結果に、韓国ネット民の間では「子どもが夢を抱かなくなるのはよくない」「大人たちの閉塞感が子どもにも伝わっている」など憂いの声が挙がっている。
日韓ともに「小学生のなりたい職業」は変化しやすいものだが、その要因には目先の流行ばかりではなく、そのときの社会情勢も反映されている。子どもたちが好きな夢を抱けるような社会になってほしいものだ。
(文=サーチコリアニュース編集部)