ついに夏休みシーズンだ。家族や友人と旅行に出かける人も多いことだろう。
それはお隣・韓国も同様で、ピークシーズンである7月末から8月頭にかけて、仁川(インチョン)国際空港から海外へと発つ人は、1日平均21万人にも上る。今年は、7月25日から8月11日までに約385万人が国際線を利用すると予想されている。
予想平均旅行客は21万3782人で、前年度よりも19.4%増加。コロナ前の2019年夏の21万1076人よりも多い。
ただ、景気低迷の影響が強い韓国で、なぜこれほど海外旅行者が多いのか。理由を探るべく、興味深いアンケートが実施された。
7月23日、SKコミュニケーションズが運営する「ネイトQ」は、成人男女6311人を対象にした「なぜ、国内ではなく海外旅行にいくのか」というアンケート結果を発表した。
この調査で全体の72%の4561人は、「ボッタクリの宿泊料金」と回答している。次点も「ボッタクリな飲食物」(1116人)と、韓国国内の高すぎるレジャー料金に嫌気がさしていると答えた人が多かった。
この問題に対して、韓国ネット民の間では「お金がないけど旅行したいなら国外にいきなさい」「宿泊費、食費の問題は大きい」「国内の宿泊費を考えたら、上野のビジネスホテルのが圧倒的に安い」「我が国の商売人たちも考えを改める時期が来た。こんなボッタクリ価格では人は減る一方だ」などと、辛辣な意見が目立っている。
やはり、近場でボッタクられるくらいなら、移動費が高くなっても海外で豪遊したいという人が多い。観光地のボッタクリ問題は、是非とも解決して欲しいものだ。
(文=サーチコリアニュース編集部)
前へ
次へ