肌寒い季節が到来し、毎日の気温が気になるが、天気予報で最も気にするのはやはり雨の有無だろう。
つまりは降水予報が重要なのだが、韓国気象庁に関して驚くべき数字が報じられた。ソウル地域の降水予報の約60%が外れていたという。
与党「国民の力」のイム・イジャ議員が今年の梅雨の計29日間、ソウルの降水予報と実際の降水量を調査した。気象庁は計27日間雨が降ると予報し、2日間は雨が降らないと予報していた。
しかし気象庁が降水予報を出した27日間のうち、過半数である「16日間」(59.3%)は予報が間違っていた。しかも、その16日間のうち、まったく雨が降らなかったり、実際の降水量が予報された最小降水量に達せず、予測区間から外れたりした日が11日間に上ったそうだ。
韓国気象庁の降水予報はあてにならないということだが、その指摘をしているのはイム・イジャ議員だけではない。
野党「共に民主党」パク・ヘチョル議員も去る9月に気象庁から提出された資料を分析し、予報精度の低さについて批判した。
パク議員は「現在、気象庁が使用している業務用数値予報モデルは、2011年から使用しているイギリス気象庁の統合モデル(UM)と、独自に開発した韓国型数値予報モデル(KIM)であり、ヨーロッパ中期予報センターのモデル(ECMWF)も別途にデータを受け取って活用している」と現状について説明した。
しかし「気象庁が活用している3つの予報モデルのうち、韓国型数値予報モデルの降水的中率が5年間の平均値で最も低いことが確認された」と指摘した。
過去5年間の降水有無の的中率の平均スコアは、イギリスモデル0.46、ヨーロッパモデル0.48に対して、韓国モデルは0.44と最も低い数値を示していたのだ(1に近いほど正確度が高い)。
さらに驚きなのは、韓国気象庁の降水予報の正確度を判断する3つの指標が2020年よりも低下しているということだ。
特に降水の有無を正確に予測した割合を示す「降水有無正確度」指標は、2020年の91.4%から今年8月時点で89.1%に下がった。この指標の数字が90%を切ったのは、2010年(89.0%)以来だという。
降水予報は特に重要であるため、精度の向上が求められている。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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