ドナルド・トランプ米次期大統領が「政府効率化省」の長官に任命したイーロン・マスクが、再び韓国の人口減少の深刻さについて言及した。
イーロン・マスクは11月27日、自身のX(旧ツイッター)に「韓国の各世代の3分の2が消える」と書き、「人口崩壊」と記した投稿をした。
彼はこの投稿と共に、世界銀行の資料を基にアメリカ外交協会が作成し、『シンク・グローバル・ヘルス(Think Global Health)』に掲載された韓国の出生率グラフの画像もアップロードした。
そのグラフによると、1960年代には5人を超えていた合計出生率(女性1人当たりの出生数)は、今年0.68人(予測値)まで減少した。画像の上部には、長時間労働、低賃金、低下する婚姻率などが出生率を制約する要因であるとの説明が記載されていた。
イーロン・マスクが韓国の人口減少を指摘したのは、今回が初めてではない。
彼は10月30日、サウジアラビア・リヤドで開催された未来投資イニシアティブ(FII)のビデオ対談に登場し、「短期的には人工知能(AI)が最も大きな脅威だが、長期的には世界人口の崩壊が最も大きな脅威だ。現在の出生率を基にすると、韓国の人口は今の3分の1よりもずっと少なくなるだろう」と指摘した。
そして「人口減少が続けば、多くの国は3世代以内に現在の規模の5%以下に減少するだろう」と主張した。
また、2022年には「韓国と香港が世界で最も速い人口崩壊を経験している」とし、「出生率が変わらなければ、韓国の人口は3世代以内に現在の6%未満に減少し、大半が60歳以上になるだろう」と述べていた。
(記事提供=時事ジャーナル)
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