日本女子ブロゴルフツアーで活躍するユン・チェヨン。2017年から本格参戦しているので、かれこれ来日5年目になる。
ただ、日本ツアー優勝はまだない。韓国時代も“元祖美女ゴルファー”と呼ばれる人気者でありながら、ツアー優勝は2014年7月の1回のみ。人気先行型でモデル並みの美貌ばかりに注目が集ることにかなり悩んでいたらしい。
ちなみにユン・チェヨンは本人も認める“大食い”で、何かイヤなことがあったりストレスが溜まると、食べてストレスを解消するタイプだという。
ケーキや果物が大好きで、乙女らしくスイーツ好き。しかも、食べても食べてもあまり太らないらしい。以前の取材でも、「どれだけ食べても体重に大きな変化がない。太らない体質で良かったです」と語っている。
そんな彼女はKLPGA(韓国女子プロゴルフ協会)広報モデルに歴代最多となる8回も選ばれている。
KLPGA広報モデルとは、前年度KLPGA賞金ランク60位以内の選手(海外ツアー活動する選手はのぞく)の中から各種メディアとタイトルスポンサー関係者、そしてKLPGA登録会員たちの投票で選抜されるのだが、初代(2009年)から今回の第8代まで連続して選ばれているのは、ユン・チェヨンだけなのだ。
このユン・チェヨンに続く連続選出記録を持つのが、現在は日本で活躍するキム・ハヌル。彼女もユン・チェヨンとともに初代広報モデルに選ばれ、日本にやって来る前年(2014年)まで6年連続で選ばれている。キム・ハヌルと同期のイ・ボミは、2010年と2011年の2回のみだ。
そんな偉大な先輩たちに続くのがアン・シネ、ヤン・スジン、パク・キョルだ。三人とも過去5回選ばれており、アン・シネは“ゴルフ界のセクシークイーン”として、ヤン・スジンは“ゴルフ界のファッショニスタ”として絶大な人気を誇る。
中でも注目なのが、パク・キョルだ。アマチュア時代は韓国代表として活躍し、2014年仁川(インチョン)アジア大会では金メダルに輝いた実績もさることながら、その健やかな美しさから人気急上昇中。人気女優キム・テヒに似ていることから「ゴルフ界のキム・テヒ」とも呼ばれている。
いずれにしてもユン・チェヨンの活躍で日本でもKLPGA広報モデルというものがあることも知られるようになったと思う。
日本女子ゴルフ界でも“ツアーアンバサダー”のようなものを設けてみたらどうだろう。韓国に負けず劣らず人気者が多く、隆盛絶頂にある日本女子プロゴルフ界のことだ。きっとその人気に拍車がかかること、間違いないだろう。
(文=慎 武宏)
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