元ヤクルトスワローズで、現在は韓国プロ野球のサムスン・ライオンズに所属するアルバート・スアレスが、初めて大邱(テグ)サムスン・ライオンズ・パークのマウンドを踏んだ。
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ベネズエラ出身の正統派右腕であるスアレスは、アメリカと日本の舞台を経験し、今季から韓国でプレーする。190cm、106kgの優れた体格をもとに、150キロ台の速いボールを武器とし、相手打者を圧倒するスタイルだ。
多彩なピッチングレパートリーと安定した制球力、そして優秀な“ゴロ誘導能力”がスアレスの長所といえる。
スアレスは去る3月9日に大邱サムスン・ライオンズ・パークでマウンドに立ち、打者を相手に50球を投げた。スピードガンで最速150キロまで計時された。「重いボールが強みだ。軽く投げているのに、普通の投手とは感じが違う」というのが現場での評価だった。
初のライブピッチングを終えたスアレスは、「初のライブピッチングだったが、全体的に満足だった。様々な球種を投げてみたが、球速も制球も悪くなかった」と満足感を示した。
続いて「最初の25球は走者がいない状況を想定してワインドアップで投げ、次の25球は走者がいると思ってセットポジションで投げた」と付け加えた。またスアレスは「捕手のキム・テグンとの呼吸も良かった。シーズン開幕に合わせて準備する」と話した。
ベテラン投手のウ・ギュミンとペク・ジョンヒョンも同日、初のライブピッチングを成功裏に終えた。昨年24ホールドを記録して“必勝リレー”の一軸を担ったウ・ギュミンは、初ライブピッチングで25球を投げた。最高球速は137キロだった。
ウ・ギュミンは「初のライブピッチングだったので、体調のチェックを中心に普段投げていた通りに投げた。久しぶりにマウンドに立って打者と対戦するとワクワクし、開幕まで残りわずかということが感じられた。オープン戦の間にコンディションを引き上げて、シーズン中に良い姿をお見せできるよう、しっかり準備したい」と語った。
腰の痛みでしばらく休んでから1軍キャンプに合流したペク・ジョンヒョンは、ライブピッチングで25球を投げ、制球力の補完を課題に挙げた。
ペク・ジョンヒョンは、「今日は久しぶりの実戦ピッチングだったので制球に重点を置いて投げた」とし、「バランスは良かったが、球威、制球ともに引き上げなければならないと思う。特に制球をもう少し精巧に磨き上げなければならないと思った」と話した。
(記事提供=OSEN)
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