村上は134打点のうち、犠牲フライで記録した打点が一つもなかったのだ。
村上は主力に定着した2019年から昨年までの3シーズンで7つの犠牲フライを記録したが、今季は612打点で「ゼロ」だった。
なお、韓国プロ野球KBOリーグにおいて、今季規定打席を満たした打者51人のうち、犠牲フライが一本もない選手はキウム・ヒーローズのイ・ジヨンただ一人だ。
日本メディアの『スポニチアネックス』によると、これまで50本塁打を達成した打者で犠牲フライが一本もなかった選手はおらず、村上が史上初だという。
2002年に55本塁打、2003年に50本塁打を記録したアレックス・カブレラが、各シーズンで1本ずつ犠牲フライを記録したのが従来の最少記録だった。
今季の村上は得点圏打率が0.350と高い数字を記録していた。走者が一、三塁の状況では14打数8安打、4本塁打、2四球、17打点であり、走者が二、三塁の状況では5打数1安打、7四球、2打点を記録した。
また、走者が三塁の状況では11打数3安打、1本塁打、6四球、5打点とし、満塁では15打数6安打、4本塁打、1四球、21打点だった。三塁走者を犠牲フライで帰還させることはなく、安打や四球などで進塁していた。
優れた長打能力を誇る村上が、走者を三塁に置いた状況でも犠牲フライが一つもなかったというのは異彩を放つ記録と言えるだろう。
(記事提供=OSEN)