日本としては予想できなかった結果だ。試合は日本が主導権を握った。シュート数14対4でリードし、コーナーキック数も5対0で圧倒的だった。
しかし、コスタリカが放った1本の枠内シュートがゴールにつながった。後半36分、日本のクリアミスからDFケイセル・フレールが左足で巻いたシュートを放つと、必死に飛び込んだ日本のGK権田修一の指先をかすめ、ゴールネットに吸い込まれた。
この日、日本は“2つの業報”が敗北につながった。それは「試合前の旭日旗応援」と「先発メンバーの大幅変更」だ。
ドイツ戦から先発を5人も入れ替えた日本からは、コスタリカを無視していると感じられた。ここに加えて、試合前には観客席で旭日旗が登場した。甚だしくは一人や二人ではなく、日本のファンがあちこちで各自の席に旗を設置したり、直接持って振ったりしていた。
幸いにも、会場にいた大会関係者が旭日旗を発見し、強く制止した。結局、会場内の旭日旗はすべて取り除かれた。
FIFAは政治的メッセージが盛り込まれたすべてのことを厳しく禁止している。当然、ファンが持ってくるプラカードや彼らが叫ぶスローガンも適用対象となる。
旭日旗の騒動もあった日本は、大幅な先発変更も実らずコスタリカの一撃を許し、手痛い黒星を喫した。日本にとっては最悪の試合として残ることになった。
(記事提供=OSEN)